https://www.jcp.or.jp/web_policy/2018/11/post-793.html
日韓請求権協定によって、日韓両国間での請求権の問題が解決されたとしても、被害にあった個人の請求権を消滅させることはないということは、日本政府が国会答弁などで公式に繰り返し表明してきたことである。
1991年8月27日の参院予算委員会で、当時の柳井外務省条約局長は、日韓請求権協定の第2条で両国間の請求権の問題が「完全かつ最終的に解決」されたと述べている事の意味について、「これは日韓両国が国家として持っている外交保護権を相互に放棄したという事」であり、「個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」と答弁。
強制連行による被害者の請求権の問題は、中国との関係でも問題になってきたが、2007年4月27日、日本の最高裁は、中国の強制連行被害者が西松建設を相手に起こした裁判について、日中共同声明によって「(個人が)裁判上訴求する権能を失った」としながらも、「(個人の)請求権を実体的に消滅させる事までを意味するものではない」とし、政府や企業による被害の回復に向けた自発的対応を促した。この判決で被害者は西松建設との和解を成立させ、西松建設は謝罪し、和解金を支払った。
たとえ国家間で請求権の問題が解決されたとしても、個人の請求権を消滅させることはない――この事は、日本政府自ら繰り返し言明してきたことであり、日本の最高裁判決でも明示されてきた事である。
韓国の最高裁判決で原告が求めているのは、未払い賃金や補償金ではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為――強制動員に対する慰謝料を請求したものだとしている。日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性を認めず、強制動員被害の法的賠償を否定したと指摘し、請求権協定の適用対象に含まれると見なすことはできないと述べている。
徴用工問題は、朝鮮半島や中国などから多くの人々を本土に動員し、日本企業の工場や炭鉱などで働かせ、劣悪な環境、重労働、虐待などによって人々の命を奪ったという、侵略戦争・植民地支配と結びついた重大な人権問題であり、日本政府や該当企業が被害者に対して明確な謝罪や反省を表明してこなかったことも事実である。>>1 文字数制限があったため、改めて全文掲載しておきます。
徴用工問題の公正な解決を求める――韓国の最高裁判決について
2018年11月1日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
(1)
10月30日、韓国の最高裁判所は、日本がアジア・太平洋地域を侵略した太平洋戦争中に、「徴用工として日本で強制的に働かされた」として、韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、賠償を命じる判決を言い渡した。
安倍首相は、元徴用工の請求権について、「1965年の日韓請求権・経済協力協定によって完全かつ最終的に解決している」とのべ、「判決は国際法に照らしてありえない判断だ」として、全面的に拒否し、韓国を非難する姿勢を示した。
こうした日本政府の対応には、重大な問題がある。>>2
(2)
日韓請求権協定によって、日韓両国間での請求権の問題が解決されたとしても、被害にあった個人の請求権を消滅させることはないということは、日本政府が国会答弁などで公式に繰り返し表明してきたことである。
たとえば、1991年8月27日の参院予算委員会で、当時の柳井俊二外務省条約局長は、日韓請求権協定の第2条で両国間の請求権の問題が「完全かつ最終的に解決」されたとのべていることの意味について、「これは日韓両国が国家として持っている外交保護権を相互に放棄したということ」であり、「個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」と明言している。
強制連行による被害者の請求権の問題は、中国との関係でも問題になってきたが、2007年4月27日、日本の最高裁は、中国の強制連行被害者が西松建設を相手におこした裁判について、日中共同声明によって「(個人が)裁判上訴求する権能を失った」としながらも、「(個人の)請求権を実体的に消滅させることまでを意味するものではない」と判断し、日本政府や企業による被害の回復にむけた自発的対応を促した。この判決が手掛かりとなって、被害者は西松建設との和解を成立させ、西松建設は謝罪し、和解金が支払われた。
たとえ国家間で請求権の問題が解決されたとしても、個人の請求権を消滅させることはない――このことは、日本政府自身が繰り返し言明してきたことであり、日本の最高裁判決でも明示されてきたことである。
日本政府と該当企業は、この立場にたって、被害者の名誉と尊厳を回復し、公正な解決をはかるために努力をつくすべきである。>>3
(3)
韓国の最高裁判決は、原告が求めているのは、未払い賃金や補償金ではなく、朝鮮半島に対する日本の不法な植民地支配と侵略戦争の遂行に直結した日本企業の反人道的な不法行為――強制動員に対する慰謝料を請求したものだとしている。そして、日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性を認めず、強制動員被害の法的賠償を根本的に否定したと指摘し、このような状況では、強制動員の慰謝料請求権が請求権協定の適用対象に含まれると見なすことはできないと述べている。
1965年の日韓基本条約および日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府は植民地支配の不法性について一切認めようとせず、謝罪も反省も行わなかったことは、動かすことのできない歴史の事実である。
徴用工の問題――強制動員の問題は、戦時下、朝鮮半島や中国などから、多数の人々を日本本土に動員し、日本企業の工場や炭鉱などで強制的に働かせ、劣悪な環境、重労働、虐待などによって少なくない人々の命を奪ったという、侵略戦争・植民地支配と結びついた重大な人権問題であり、日本政府や該当企業がこれらの被害者に対して明確な謝罪や反省を表明してこなかったことも事実である。
今年は、「日本の韓国への植民地支配への反省」を日韓両国の公式文書で初めて明記した「日韓パートナーシップ宣言」(1998年、小渕恵三首相と金大中大統領による宣言)がかわされてから、20周年の節目の年である。
日本政府と該当企業が、過去の植民地支配と侵略戦争への真摯で痛切な反省を基礎にし、この問題の公正な解決方向を見いだす努力を行うことを求める。請求はできるよ・・・
韓国政府ににわか共産党支持者が目を覚ましてくれればいいが
こいつは朝鮮人なみの知能しかないのか?
これまでの韓国政府はもちろん、
2005年にも、盧武鉉政権が、日韓条約の金に補償が含まれる、としているからな。
文在寅は、このとき、大統領高官として、深くかかわっていたし。
共産党は、こういうの無視ですねw狂産党だな
基本条約の内容すら勉強してない共産党に政治は無理という証明だな。
このまま国政選挙にでもならないかな。>>1
こいつ公安にマークされてる危険な人物なんだよなぁいくら左派でも、今回の件で韓国寄りな人は、あまりいないんじゃないか?
韓国は、こういう連中が多数派になってしまった国。韓国の味方は共産党
>>14
個人の請求権は消滅していない。
個人と日本企業の裁判判決は過去にも例があり、和解金を支払ったことがある。
新日鉄住金はカネを支払えってことじゃないのかな。
たしかに西松建設、日本鋼管、三菱マテリアル、不二越などは過去にカネを払ったみたいだけどね。전쟁 후에 손해배상은 모두 받았는 주제에 상대편 군인에게 위자료를 청구하는것과 비슷하다
>>1
西松建設って、小沢一郎が迂回献金させてたとこか?やっぱり政権持たせるわけにはいけにな。
日本共産党 = 北朝鮮 = 文在寅政権
志位って東大だけど工学部だろ。しかも労働経験なし。こんな奴が国の経済政策語るんだぜ?頭おかしいわ。
>>15
法的に正しいから劣悪な環境で働かせたことを謝罪しない。
ここに道義的問題があるのだよ。
大日本は何のために戦争した?
ここに大義名分があれば負けても納得できる。
不毛な争いに巻き込まれた戦争被害者に国が保障するのは当然の話である。>>21
共産党の指導者か共産理論を語るのは当然の話である。詭弁の塊のような文章だ
ある意味勉強になるあれ?
共産党
もう少し頭良かったと記憶してたが
どうしたの?
日本支部を潰してでも
北が欲しい利益があるのか?原告が求めてんのは金です
口だけきれい事言って詐欺でしょだってお前、それ単なる労働者だろ
そもそも違法性が無い日本人が徴用という義務を受け入れるのは当然の話だ!
だから被害者などというものは存在しないということが基本なのである。
韓国はそういう基本を一切無視してしまうから戦後70年経ってもこういうバカみたいな騒動になるのだ!
あまりに厚かましすぎるぞ!
慰安婦も同様だ!うん すごく正しい
だけど、韓国政府が個人保証するべき
それをわざと省く、何でも反体政党ならではの、偏った主張
【日本共産党】徴用工問題、個人請求権は消滅していない、公正な解決を求める。
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