ハンギョレが会ったすべてのサムスン工場の労働者は、各国の労働法が定める基準(8時間)ではなく、工場ごとに設定した「タクト・タイム」(tact time:一つの製品を生産するのに要する時間)を基準として仕事をしていた。タクト・タイムは、サムスン工場の毎日が怒声の恐怖で満たされる理由だ。インド・ノイダ工場で旧型ギャラクシーを作る労働者は、一日1600台を組み立てなければならない。こうしたタクト・タイム管理は、サムスンが半導体と携帯電話分野で世界最高を維持している秘法だと専門家たちは指摘する。半導体と携帯電話の製造業は、1人の労働者が小型部品を配列し移動することなく商品を生産する労働集約的単純組立工程がメインだ。タクト・タイムは、労働集約産業で劇的な効果を発揮する。前には電光掲示板を置き、数字と視覚でリアルタイムに圧迫し、後に立つ管理者は大声で怒鳴り聴覚的緊張感で神経を逆立てさせる。サムスンが半導体と携帯電話で筆頭企業になれた背景は、技術力だけでは説明できない。「労働者を絞り取り安くたくさん作る量産体制を整えたので覇権を握ることができた」というのが専門家たちの分析だ。
アヌプ(仮名・21)は「ぎゃあぎゃあと大声を上げる管理者たちに、一日1600~1700台の携帯電話の組立を割当てられ、電光掲示板の数字が減っていくのに合わせて働くこと以外には何も考えられなかった」と話した。彼は1年間、ただの一日の休暇も使わずに仕事をした。管理者の目にとまり正規職になりたかったからだ。見習工のうち約5%程度が正規職に転換される。正規職に転換されれば、残業が減り、各種の手当と福祉恩恵などが提供される。実受領額は3倍近くに高まる。管理者たちは「一日も休まず熱心に働けば正規職になれる」と口癖のように話した。退社してしまってから、彼は「青い首輪をかけて出退勤するサムスンマン」に対する熱望が、持続不可能な極限労働に耐えられた青春の一時と交換されたことを悟った」と話した。再びサムスンに戻ることができるかという質問に、彼はきっぱりと首を横に振り「いや、できない」と話した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33688.html>>1
前振り
グローバル超一流企業として君臨するサムスン電子は、今や韓国だけの企業ではない。超国籍企業サムスン電子は、世界の人々にどんな姿に映っているのだろうか。サムスン電子で仕事をする労働者は、サムスンに対してどう思っているだろうか。特にサムスン電子の主要生産基地に浮上したアジア地域の労働者の暮らしと労働現実はどうなっているだろうか。この質問の答えを得るために、ハンギョレはベトナム、インド、インドネシアのアジア3カ国9都市を訪ねた。2万キロ余り、地球半周分を巡って136人のサムスン電子労働者に直接会って質問調査した。国際労働団体がサムスン電子の労働条件に関する報告書を発刊したことはあるが、報道機関としては韓国内外をあわせて最初の試みだ。10人の労働者に深層インタビューし、20人余りの国際経営・労働専門家にも会った。70日にわたるグローバル・サムスン追跡記は、私たちが漠然とは察しながらも、しっかり見ようとしなかった不都合な真実を暴く。真実に向き合うことは、そのときは苦痛かもしれないが、グローバル企業としてサムスンがブランド価値を高めるためには避けられない過程だと判断する。5回に分けてグローバル超一流企業サムスン電子の持続可能性を尋ねる。何万人もの若者を過労死させているSamsung殺人スマホは使えないな。
売り上げも半減
サムスンバイオももヤバイ
来年には崩壊ですか?Samsungにはいれない底辺しかカイカイには居ないから、此処でこんなスレ立てても意味がない。
한겨레에서 믿고 거른다
한겨레 경향은 대표적인 좌익 미디어
그들의 일본 관련 기사를 읽고 하나라도 납득이 간다면 위의 기사를 믿어라.>>9
サムスンは2013年にブラジルで過度なタクト・タイム管理により超過労働を強要した疑いなどで、ブラジル労働検察から2億5千万レアル(約550万円)の損害賠償訴訟にあった。その後サムスンは「超過労働など労働者の意に反するいかなる行為もしない」と誓約し、韓国ウォン換算で13億ウォンの罰金を払うことでブラジル政府と合意した。ブラジルのサムスン工場のタクト・タイムは、一般携帯電話の場合で32.7秒、スマートフォンは2分だったが、ベトナムとインドではそれぞれ13~14秒と1分前後短縮された。労働の権利が微弱なアジアで、サムスンの顔は一層苛酷だった。>>1
日本に徴用工で言いがかりをつけてるけど、サムスンは現在進行系だよなぁ>>1
続報
サムスンは違法と便法の境を綱渡りし、アジアの青年たちを絞り取っていた。非正規職として雇用された青年たちは、正規職になる夢を追って身体が壊れるまで働いて、20代半ばで仕事場から追い出された。“超一流企業”を自負するサムスンの労働条件は“生存の最低線”だった。
ハンギョレが、インド、ベトナム、インドネシアのサムスン電子工場を取材した結果、現地法とグローバル基準に反する違法・便法行為を多数確認できた。現地の工場で会った労働者は、自ら体験した最低賃金法と見習法の違反、強制労働および不当解雇、言語暴力などについて証言した。
手当を減らすために“細切れる契約”…最低賃金法にも違反
サムスン電子のインドネシア・チカラン工場では、6カ月単位の細切れ契約が頻繁だった。7~12月までのシーズンに労働力を集中的に活用し、1年に一度の賞与金のように支給する宗教休日手当の支給を減らすためだ。現場の労働者は「他の外国系企業は1年単位の契約が一般的なのに、サムスンだけが6カ月以下の短期契約を結んでいる」と話した。チカラン工場は、年間180万台の携帯電話と家電製品を生産する内需型工場だ。
工場の前でインタビューに応じた労働者は「技術職のエンジニアと管理者を除く多くの生産職が短期契約職」と話した。労働法上、契約職は「臨時的性格の業務」のみ可能だが、現場で会った多くの契約職たちは正規職と同じ生産ラインで仕事をしていた。DVDの生産ラインで“6カ月+6カ月”の契約を結び、働いたヘルピン(仮名・23)は、「ラインで製品を生産した。物量が多い時は毎日超過勤務をし、週末にも働いた。疲れて倒れた女性労働者もいた」と話した。彼は契約期間が終わると、サムスンでは働けなかった。ヘルピンは「年齢が高いため契約延長にならなかった。23歳は、サムスンで仕事をするには高い年齢」と話した。
現場の労働者と職業学校関係者の話を総合すれば、10代後半~20代初めの労働者は職業学校を経てサムスンに入社し、契約職として1~5年仕事をして契約解除される。20代半ばの契約職が10代後半の契約職に代替される構造だった。人口世界4位のインドネシアでは、仕事を求める青年があふれている。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33696.html〉彼はきっぱりと首を横に振り「いや、できない」と話した。
オチが秀逸だった。東南アジアの労働者がどれだけ虐げられようが韓国人は興味を示さない。
製造委託先が奴隷労働だといってアップルはずいぶん叩かれたが、韓国はそうでもないのかな?
この事案は自前工場だからアップルよりひどい。財閥を懲らしめるいい機会だと思うのだが。
韓国人は韓国の誇りサムスンを擁護するか、それとも金匙憎しの朝鮮魂で人民裁判に追い込むか。
ちょっとした見ものだな。続報
ベトナムのサムスン工場で倒れた22歳のトム…謝罪もされなかった“もう一つの死”
誰も彼女の死を哀悼しなかった。哀悼されない死は記憶もされない。死に関する記録も残っていなかった。ルウティタイン・トム(当時22歳)。サムスン電子のベトナム・太原工場で2016年8月31日まで勤務した女性労働者だ。工場で突然倒れたその日、病院に運ばれたがついに亡くなった。サムスンで働いて4カ月だった。
「娘はとても元気だった。サムスンに入社する時に健康診断を受け、そこでは何の問題もないと聞いた。ところが娘は突然死んだ。サムスンと警察は、金を支払い「工場とは関係のない死」と言うが、そんなことはない。私の娘は、明らかにサムスンのために死んだ」
トムの父親、ルウバンティエプ(52)は、何度も躊躇った。長いこと遠くを眺めていた。筋肉より血管が目立つ痩せた容貌、真っ黒に日焼けした皮膚は誠実な労働の歳月を察しさせた。唯一深く凹んだ目が印象的だったが、娘の話をする時は激しく乾いた咳をし、瞳が揺れていた。自らを「世の中をよく知らない農民」と謙遜したが「サムスン」という二文字は短く強く話した。
「昼夜交代で週5~6日勤務」
「頭が痛いとよく言っていたか」
遺族の同意なしでなされた解剖検査
「死は工場とは関係がない」という警察
軍病院、死亡診断書の発行を拒否
過労死・有害物質露出の可能性
補償もサムスン方式で
「電子業界は最も秘密が多い産業
白血病で死亡したファン・ユミさんの父親、ファン・サンギ氏などの長い闘争で、先端清浄産業と包装された半導体産業の危害性が世の中に知らされた。その過程で“クリーンルーム”が労働者にとってきれいな環境ではなく、製品の汚染を制御するために各種の化学物質に露出した空間であることも明らかになった。サムスンは、半導体工場で起きた白血病などの疾患による死亡に対して謝罪し補償に合意したが、病気の原因が工場にあったことは依然として認めていない。関連化学物質の公開もしていない。電子産業の有害性に共同対応するための国際ネットワーク「技術の社会的責任のための国際運動」(ICRT)の活動家であるテッド・スミス氏は「電子業界は最も秘密が多い産業」と話す。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33703.html続報
「具合が悪くても休めず失神はよくある」…鬱憤と共に書いた詩には“サムスン地獄
グローバル・サムスン持続不可能報告書(5)労災
国際環境労働団体の報告書を独占入手
サムスン、一日でも休めば給与カット
生理不順、流産も多く
国連、サムスン労働者の人権侵害を憂慮
「工場で失神はよくあること」
「一日でも休めば給与カット」
国連「サムスン労働者の人権侵害を憂慮」
IPENの報告書は、サムスン電子労働者の人権に対する国連の論評を引き出す契機になった。国連は昨年3月「国連人権専門家たちがベトナムのバクニンとタイグエン工場の労働者が、毒性物質に露出した可能性に対して憂慮を表明した」と明らかにした。また「報告書の発表以後、サムスンが『外部の人にサムスン内の労働環境について話せば訴訟を起こす』として、労働者を脅迫した疑いがある」とし、「これについてもサムスンに説明を要請した」と話した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33716.html>>16
「工場で失神はよくあること」
労働者たちは、失神や生理不順のような症状について「通常的なもの」「避けられないもの」と話した。「失神する場合があるか」という問いに、ある労働者は「私たちのラインではないけれど、別のラインではたくさんある」と答えた。彼女は「(夜間勤務のために)しばしば夜を明かすと、不眠症になり、また朝に出勤する時にとても辛い。そのうえ、工場では立って仕事をするので、脚はしびれて目がくらんで倒れる」として「ここでは、そのように失神するケースは珍しくない」と話した。他の労働者は「めまいは通常的なもの」と話した。彼女は「交代勤務のために、生活周期が大きく変わり眠れなくなる。シフトが変わった直後には、からだが弱まり(正常体力の)60~70%になってしまう」と話した。
CGFEDのファム・チ・ミン・ハン副団長は「インタビューでバクニンとタイグエンの労働者は、口をそろえて失神はよくあることだと話した」として「また、インタビューに参加した労働者のうち3人が流産を経験したと話した」と説明した。
ほとんどすべての女性労働者が生理不順を体験していた。ある労働者は「生理不順は避けられないこと」としながら「サムスンで仕事をする前は、そういうことは一度もなかったが、最近は血の色が黒くなり量も減った」と話した。別の労働者も「(サムスンで)仕事を始めた後、突然このようになった。ずっとこのままなら病院に行かなければならないが怖い。勇気が出ない」として語尾を濁した。
労働者たちは、問題の原因と深刻性を知ることができずもどかしいと話した。彼女たちは「サムスンの労働者に不妊が多いと言うが、確認する方法がない」と打ち明けた。生理不順については「原因が分からない」と話した。化学物質に関して尋ねると、ある労働者は「化学物質を使う部署で働く労働者を数人知っている」として「彼女たちも、自分がどんな物質を使っているのか知らなかった」と話した。
労働者たちは「サムスンで長く仕事をしてはいけない」と話した。ある労働者は「生理に問題が多いから、不妊になるかと思って両親が心配している。それで女性労働者たちは2~3年仕事をして辞めるケースが多い」と話した。安値の理由はこういった労働者搾取が…
サムスンの労働者は、いわゆる徴用工の炭鉱夫より搾取されてる感が否めないですね
両班的思考って未だに脈々と受け継がれてるんだなー>>16
労働者たちは具合が悪くても休めなかった。病休届を出すのは不可能に近いと彼女たちは話した。年次休暇をはじめ法的に保障された休暇さえ、彼女たちには与えられなかった。生産ラインの班長を担当しているというある労働者は「休みたければ5日前には言わなければならない。そうでなければ具合が悪いと言ってもすべて無断欠勤として処理する」として「すべての職員が同じ」と話した。彼女は「一度は下痢のためにトイレから出られずに上司に話したが、会社に来て直接話せと言われた。電話で言っても許可なく欠勤したと見なすと言われた」と打ち明けた。この労働者は、月に24~25日仕事して、日曜日にも出勤したことがあると話した。彼女は「2週間、休日なしで働いたこともあるけど、代休は使えなかった」と付け加えた。
「無断欠勤」は月給に反映された。労働者は、一日欠勤すれば月給が100万ドン(約5千円)以上削られると話した。当時、彼女たちの月給(超過勤務手当てを除く)は、600~700万ドン(約3~3.5万円)だったという。一日欠勤すれば、月給の約15%が消えるわけだ。ある労働者は「一度は月給があまりに少ないので、慌てて確認してみると、一度欠勤したことが問題だった」として「労務チームで“理由なき欠勤”として処理してしまい、月の皆勤手当と一日分の給与がそっくり削られた」と話した。別の労働者は「知らない人は、サムスンはお金をたくさんくれると思っているが、残業手当を除けばそんなことはない。だから具合が悪くてもじっと我慢して会社に出ることになる」と話した。
一日たりとも思いのままに休むことができない工場で、労働者は深刻なストレスを受けた。労働者たちは「メインのラインで働く労働者は、ほとんど泣くほど苦しがっている」と吐露した。ある労働者は「最初はサムスンに就職すれば残業をたくさんしてお金をたくさん稼げるから良いと思った。今は犬以下の人生だと思う」と話した。
アジア青年の血と汗と涙で築かれた“超一流サムスン”
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