半導体や造船と並ぶ重要輸出産業・K-POP
韓国関税庁が公表した貿易統計によれば、昨年のCD輸出額は2億2083万6000ドル(約286億円)。5年間で輸出額は約5倍にも増えている。しかも、これを最も多く輸入しているのが日本。輸入総額は7804万9000ドル(約101億円)にもなる。約4247万ドル(約55億円)の2位中国を大きく引き離し、全体の3割以上を占めている。また、韓国の音楽関連産業全体の輸出額比重は、日本向けが60%以上を占めるとも言われている。
韓国政府は、2009年に大韓民国国家ブランド委員会を設立し、国を挙げて音楽産業の育成に力を入れてきた。
ユーチューブやSNSを駆使した広報活動など、成功を達成した今日でもK-POPを世界に売り込もうという意欲は旺盛だ。
国内市場の小さな韓国の音楽業界は、外国にコンテンツを輸出して稼ぐしかない。
すぐ隣には、世界第2位の巨大市場・日本がある。それを標的に日本人が好みそうなアイドル像を造り上げ、アーティストたちは、日本語の習得にも時間を費やした。その戦略が見事に当たり、今日の栄華を築くことができた。
韓国でJ-POPは「敵性音楽」として規制される
2000席以下という席数制限を設けて日本のミュージシャンによる公演が認めたのが1999年、レコードやCDの販売が許可されたのは2004年のことである。
昔と比べて規制は緩和されつつあるようだ。が、現在も地上波の放送では、日本語の音楽について局側が厳しく自主規制している。
2014年には、自国のアーティストに対しても「歌詞に日本語的な表現がある」として韓国の公共放送が「放送不適合」の判断を下したことが話題にもなった。
こんな状況ではJ-POPの韓国輸出を拡大するのは難しい。
しかし、2018年に日本を含む11か国が参加して成立した自由貿易協定である環太平洋経済連携協定(TPP)には、韓国も参加を検討している。
音楽コンテンツもまた同じ。日本語の音楽に対するあらゆる制限を撤廃せねば、韓国は参加資格を得られないだろう
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/koreaworldtimes/world/koreaworldtimes-20220602215050278
韓国音楽関連輸出6割が日本 K-POPは自由貿易協定に違反か!?
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