【AFP=時事】米国のジョー・バイデン大統領は1日、同盟国である日本と競争相手である中国やロシアの国名を挙げて、経済が低調なのは「外国人嫌い」で移民を拒否しているからだと述べた。
11月の大統領選でドナルド・トランプ前大統領を破っての再選を目指すバイデン氏はこの日、「アジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間」の始まりに合わせて首都ワシントンで開催された選挙資金集めイベントで発言した。こうしたイベントは撮影も録音もされないが、少数の記者が取材し、発言録を提供している。
バイデン氏は「なぜ中国が経済面でこれほど失速しているのか? なぜ日本やロシア、インドが問題を抱えているのか? 彼らが外国人嫌いで、移民を望んでいないからだ」「わが国の経済が成長している理由の一つは、(ここにいる)皆さんや他の多くの人々のおかげだ。つまり、わが国が移民を歓迎しているからだ」と語った。
中国とロシアは米国の競争相手とみなされているが、日本とインドに関する言及は驚きを持って受け止められた。
バイデン氏は2021年の大統領就任以来、アジアの同盟国、特に日本やインドとの関係強化を強調してきた。岸田文雄首相やインドのナレンドラ・モディ首相が国賓として訪米した際には、公式晩さん会を開いて歓迎した。
「日本は外国人嫌い」 バイデン米大統領、中ロと同列視
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