日本製鉄は2023年12月18日、米大手鉄鋼メーカーのUnited States Steel(以下、USスチール)を約2兆円で買収すると発表した。買収により、日本製鉄は現在の粗鋼生産能力を6600万t/年から約8600万t/年まで引き上げ、米国やインドといったグローバルでの生産を拡大していく。USスチールの主戦場である米国は、電磁鋼板や自動車向け鋼板といった高級鋼品の需要が高く、日本製鉄の技術力・商品力が生かせると判断した。
日本製鉄は、米国子会社のNIPPON STEEL NORTH AMERICAを通じ、141億2600万米ドル(約2兆円)でUSスチールを買収する。1株55米ドルでUSスチールの全株を取得し、完全子会社化する。買収額は、2023年12月15日の株価終値約39米ドルに対して40%のプレミアムを加えた価格である。資金調達は、主に主要取引銀行からの借入金で対応する予定で、資金の手当てを確保済み。なお、USスチールは買収後も社名を維持し、本社所在地も米ペンシルベニア州ピッツバーグのままとする。
USスチールは1901年創業の老舗鉄鋼メーカー。自動車・家電・建材用途の薄板などの製造に強みを持つ。高炉で使用する鉄鉱石を100%自給するなど、コスト競争力が高い。近年は電炉メーカーを買収し、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)に資する小型の電炉(電炉ミニミル)の活用にも力を注ぐ。2023年10月には、電気自動車向けの需要に対応するため電炉材を使う無方向性電磁鋼板ラインを稼働させ、電炉から薄板ラインの一貫ラインの建設計画も進む(2024年稼働予定)。鉄鋼業界は、二酸化炭素(CO2)を特に排出する産業として、脱炭素化への対応を迫られており、日本製鉄はUSスチールと共に、CO2削減に向けた取り組みを推進したい考えだ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16461/買収額2兆円で全額借入金か。
この円安で高値掴みじゃね?アメリカの政治力の下で日本の製鉄業とアメリカの製鉄業が手を組んだと見ていいね。
不利益を食らうのはどの国かな?ww日本製鉄、「USスチール2兆円買収」に動いた必然
経営リスクは覚悟で「脱ドメスティック」に進む
「新たな時代におけるグローバルネットワークを構築し、わが国日本の成長力を取り戻す。そのためにチャレンジをいたすことにした」
国内鉄鋼最大手の日本製鉄は12月18日夜、アメリカの老舗、USスチールを約2兆円で買収すると発表した。翌19日の会見で橋本英二社長は、日本製鉄として過去最大となる買収の意義を力を込めて語った。
100年以上の歴史と国名を冠する名門同士
成長市場を取り込むには生産能力が必要
力を入れる市場は明確だ。インドは中国に次ぐ世界第2位の市場だが、人口当たり鋼材使用量は日本の約5分の1と成長余力が大きい。日系自動車メーカーの牙城であるタイは、自動車用の高級鋼板の需要が伸びる。
アメリカの需要は先進国で最大となる年間約1億トンあるのに対し、同国内の粗鋼生産量は8000万トン台。トランプ前大統領の時代に鋼材輸入に関税をかけたことでタイトな需給が続く。熱延鋼板を巻き取った「ホットコイル」は、中国経済の落ち込みからアジア市場はトン当たり600ドル台と低迷する中、アメリカ市場では1100ドルをつける。
人口増加も続くうえ、EVシフトを受けて日本製鉄が得意とする電磁鋼板など高付加価値鋼材の需要の伸びが期待できる。こうしたアメリカ市場の成長を享受するには生産能力が必要だ。
「外国の民間企業がグリーンフィールド(草が生えた土地から=イチから)で作るのは難しい。そこに今回の案件が出てきて条件に合った」。橋本社長はそう語る。
USスチールはアメリカ国内だけで高炉を8基(うち2基は休止中)、電炉を3基持っており、さらに2基の電炉を建設中。鋼板や鋼管に加工する下工程の設備も保有している。供給基地としては申し分ない。
https://toyokeizai.net/articles/-/722818?page=3>>5
まあ、ポスコはポンコツだしなぁ
韓国人が電気代とか気にしなくても結構だね
人の国の台所へ口を出すような愚かな行為と知れ
愚か者- 7名無し2023/12/21(Thu) 10:46:22(1/1)
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>>5
確実に韓国鉄鋼は締め出し食らうよ。
日本製鐵の資産差し押さえをしてるからな。やな予感しかしねぇんだが…
頼む…
ダメージ受けないでクレメンス…
🙏日本製鉄のUSスチール買収「厳しい調査に値する」ホワイトハウスが声明|TBS NEWS DIG
日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収について、ホワイトハウスは国家安全保障などに影響を与える可能性があるとして「厳しい調査に値する」との声明を出しました。
ホワイトハウスのNEC=国家経済会議のブレイナード委員長は21日、日本製鉄による「USスチール」の買収について声明を発表。
「たとえ緊密な同盟国の企業による買収であっても、国家安全保障や供給網の信頼性に潜在的な影響を与える可能性があるため、バイデン大統領は厳しい調査に値すると考えている」と表明しました。
そのうえで、「調査結果を注意深く検討し、必要に応じ行動する用意がある」としています。
今回の買収合意をめぐっては、USW=全米鉄鋼労働組合が反対する方針を明らかにしていて、労働組合を支持基盤とするバイデン大統領は声明を発表することで組合の懸念に配慮したかたちです。
声明の中では、「USWは中間層からのボトムアップの経済を構築する上で、組合の指導力がなぜ重要なのかを示している」とも強調しています。
買収合意については複数の議員も「国内の産業基盤や経済安全保障に悪影響を与える」と懸念を示しています。
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=7JKsK3DWD0Q>>5
アメリカはレールガン開発辞めてない!
ただ単に海軍から陸軍に移っただけの話
なんでも基地のミサイル迎撃砲台にするんだとよ。>>5
韓国人は未だに誇りが理解できない。>>10
USスチール経営陣も馬鹿じゃない。
これほどの話ならアメリカ政府にも当然話は行っている。
単なるガス抜きだろ。
実際、アメリカ資本だろうが、日本資本だろうが潰す時には徹底的にやるのがアメリカ政府。
下手すりゃ買収後は日本製鐵が潰される側になるかもね。>>10
アメリカ民主党自体が売国政権だからな
保守系の議員のチクリで「チョットマテ」が掛かったんだろ(´・ω・`)日本製鉄のUSスチール買収計画、米鉄鋼の取引業者や需要家は歓迎
(ブルームバーグ): 日本製鉄に買収されることで合意したUSスチールの決断を鉄鋼取引業者や自動車業界の顧客、そして同社従業員までも歓迎している。鉄鋼業界関係者は、なぜ米政治家らがこの合意に疑念を投げかけることに熱心なのか不思議に思っている。
昨年12月の買収合意発表後に続いている政治的反発は、今週初めにフロリダ州で開催された北米最大級の鉄鋼会議でも話題となった。日鉄による買収が実現すれば、米クリーブランド・クリフスによる買収よりも米国内の鉄鋼価格競争力が増し、雇用は維持され、独占禁止法上の問題は回避されるというのが大方の見方だった。
ウォルフ・リサーチのアナリスト、ティムナ・タナーズ氏はタンパ鉄鋼コンファレンスで、「私の理解では鉄鋼の消費者、顧客は買い手として日鉄の方をずっと歓迎している」と述べた。
業界内の肯定的な見方にもかかわらず、日鉄のUSスチール買収計画は米選挙の年に非難の的となっている。
USスチールの本拠地であるペンシルベニア州選出の民主党上院議員2人は、組合員の雇用が影響を受けるとの懸念を挙げ、バイデン大統領に買収を阻止するよう要請。ホワイトハウスのブレイナード国家経済会議(NEC)委員長は先月、同買収計画について、国家安全保障の観点から「真剣な精査」に値するとの考えをあらためて示した。
トランプ前大統領は1月31日、11月の米大統領選で返り咲きを果たせば同計画を「絶対に」阻止すると表明した。
タンパ鉄鋼コンファレンスの出席者らは、日本は米国の同盟国であるため、国家安全保障上の懸念は当たらないと指摘した。外国の買い手として日鉄を恐れる必要がない理由として、何年も前から米国に拠点を構えている同社をよく知っていることを挙げる出席者もいた。
日鉄の買収提案は業界関係者の多くにとって理にかなっているが、主なハードルは対米外国投資委員会(CFIUS)による国家安全保障上の審査だ。バイデン政権の経済担当補佐官による公のコメントは、労働組合の雇用と国内製造拠点の維持を優先する政権の姿勢を示唆している。
鉄鋼労組は買収を阻止することはできないが、選挙シーズンが熱を帯びる中、激戦州で多くのブルーカラー労働者を代表しているため政治に大きな影響力を持っている。「鉄は国家也」、これだからな。
資本が弱って、支那系に買収される前に日本が守っただけなんじゃないのか。
日本は、アメリカの支那化を望んでいないからね。カーボンニュートラルの為に日本の鉄鋼業界は事業再編とか苦慮しているところ
先進国は面倒な事が多い。日本製鉄による買収、今年後半に完了する見込み=USスチール
[15日 ロイター] - 米鉄鋼大手メーカー、USスチールは15日、日本製鉄による買収が今年後半に完了する見込みと規制当局に提出した資料で明らかにした。
バイデン米大統領は14日、USスチールは米国内で所有・運営される企業であり続けなければならないとし、日本製鉄による同社買収に反対する姿勢を示した。対日関係、一切損なわず 米高官―日鉄のUSスチール買収反対
時事通信社
【ワシントン時事】バイデン米大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収に反対姿勢を示したことに関し、国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日の記者会見で、「われわれが築き、今後も続けていく日本との素晴らしい関係を何一つ損なうものではない」と述べた。
バイデン大統領は14日、「国内で所有、運営される米企業であり続けることが不可欠だ」と、日鉄による買収に厳しい態度を示した。カービー氏は「日本は世界で最も強力な同盟国の一つだ」と指摘。4月の岸田文雄首相の訪米で「その力と約束は『満開』を迎える」と語り、日米間の連携に水を差すことはないと強調した。日鉄のUSスチール買収、EUが承認 「競争上の懸念生じず」
[6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、日本製鉄(5401.T), opens new tabによる米鉄鋼大手USスチール(X.N)
, opens new tabの149億ドルの買収計画を承認した。買収により「競争上の懸念は生じない」と説明した。
この買収を巡っては、バイデン大統領がUSスチールは「完全に米国の企業であり続けるべきだ」と声明を出すなど同社買収に反対する姿勢を示していた。 もっと見る
USスチールの株価は寄り付き前の時間外取引で約2%上昇した。
日本製鉄は世界的な粗鋼生産能力を1億トンに高める計画で、今回の買収はこれに大きく寄与するとみられている。しかしアメリカは産業構造が弱くなったね(笑)
もはやアメリカが誇るのは金融、軍事だけだね。
日本製鉄が米鉄鋼大手のUSスチールを2兆円で買収、米・印向けを強化
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