【マグミクス】(略) 1976年から1990年まで韓国で展開されていた巨大ロボットの『テコンV』が活躍するアニメ映画シリーズ。韓国国内で70年代後半から80年代にかけて非常に高い人気を獲得していました。
『テコンV』は、韓国アニメの歴史において独特の存在感を示しています。韓国の国技テコンドーを駆使して戦う主人公と巨大ロボット、という組み合わせ。テコンVは、搭乗者と混然一体となり、搭乗者の強さがそのままテコンVの強さになるというシステムのロボットです。
ロボットが華麗にテコンドーで戦うだけでも興奮しますが、物語の登場する主人公キム・フンはテコンドーの韓国代表となりテコンドー世界大会に出場するほどの達人。シリーズ初期では、敵のロボットを粉砕した後は生身で敵の首領を倒すのが定番でした。
また、突出したドラマ性の高さもテコンVの特徴のひとつ。最初の敵であるカープ博士は、自分の背の低さをコンプレックスに悪の道に堕ちた科学者です。シリーズ第1作と第2作に登場するアンドロイド少女メリーは、自分を作ったカープ博士と主人公キム・フンとの間で揺れ動き、悲劇的な最期を遂げます。
(略)
『テコンV』の大ヒットにより70年代後半から80年代前半まで多くのアニメ映画が作られ、その大多数がロボットものだったことから同作品の影響が大きいをうかがい知れます。
2010年代に入り、韓国では『変身自動車 トボット』のヒットなどによりロボットアニメのブームが再熱中。21世紀のアニメだけあって、デザインもオリジナルであり洗練された作品が多くみられます。
具体的には『最強戦士ミニ特攻隊』、『バイクロンズ』、『ハローカーボット』、『燃えないでバスター』、『ロボテックス』、『鋼鉄消防隊ファイヤーロボ』、『ジオメカ』、『ダイノコア』といった作品が名を連ねています。
(全文 https://magmix.jp/post/13614)
そんな話やったんや。「背の低さをコンプレックスに悪の道に堕ちた科学者」って笑うところですか?
伝説的アニメ『テコンV』で紐解く”コリアンロボットアニメ史”
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