インドで乗客乗員242人が乗る旅客機が墜落しました。現地メディアは「全員が死亡した」と報じています。
旅客機は車輪の出た状態で、機首を上に向けたまま徐々に高度を下げていきます。そして、画面から消えると、大きな炎が上がりました。
現地メディアによると、12日、インド西部・グジャラート州にあるアーメダバードの空港付近にエア・インディアの旅客機が墜落しました。当時、乗客乗員242人が乗っていて、子どもも11人含まれています。
墜落したのは市街地。煙がくすぶるなか、懸命な消火活動が行われていますが、大量の残骸が散乱。乗客の持ち物でしょうか。がれきの中にはスーツケースも。
「家にいたんですが、大きな音がして、まるで地震のようでした。墜落した飛行機があって、多くの遺体が横たわっていました」
現地メディアは地元警察の話として、「242人全員が死亡した」と報じています。また、旅客機は医科大学の宿舎に直撃したといいます。
現地の病院には多くのけが人が運ばれています。
旅客機はロンドン行きで、エア・インディアによると、乗客の国籍はインド人が169人、イギリス人が53人、ほかの乗客の国籍はポルトガルとカナダで、日本人は含まれていません。
旅客機が離陸したのは現地時間午後1時38分。その5分後に墜落しましたが、緊急事態を知らせるメーデーが発信されていたということです。
今回の事故、原因はどこにあるのでしょうか。
航空評論家 小林宏之氏「離陸直後に2つのエンジンが同時に停止した可能性がかなり強い。1つのエンジンが正常に働いていたら、もっと上昇の角度がある。今のどの飛行機もエンジンの性能が非常に信頼性が高く、2つのエンジンが同時に停止することはほとんどない」
専門家によると、バードストライク、整備不良、燃料系トラブルの可能性が考えられるといいます。
事故があった機体はボーイング787型、通称「ドリームライナー」で、製造したアメリカのボーイング社が公表しているデータでは、これまでに機体が損傷する事故はありませんでした。YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=pODuIEBxgiI
インドで242人が乗る旅客機が墜落 これまで機体が損傷する事故“ゼロ”のボーイング787型
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