サムスン電子が今年、フォルダブルフォン新製品(Galaxy Z Flip・Fold4)販売量を1500万台に設定したが、実際にはこれに大きく及ばないだろうという見通しが出てきた。韓国メディア「アジアタイムズ」が報じた。(写真:Galaxy Z Flip4=サムスン電子)
業界と証券街が予想する新製品の今年の出荷量はほぼ「半分」に近い800万台前後だ。景気低迷の長期化の影響が大きいが、まだ主流に上がっていないフォルダブルフォームファクターの限界も原因に挙げられる。ただ、来年からは全体スマートフォン市場が反騰を成し遂げるだろうという見通しもあるだけに、今後の展開に関心が集まる。
24日、業界と証券街によると、現代(ヒュンダイ)自動車証券のノ・グンチャンリサーチセンター長は21日、仁川延寿区松島(インチョン・ヨンスグ・ソンド)コンベンシアで開かれた「KPCAショー2022」シンポジウムで「保守的に見ると、サムスン電子の今年のフォルダブルフォン出荷量は1000万台と予想する」と述べた。ノ・センター長は続けて「このうちサムスンフォルダブルフォン新製品出荷量は800万台、レガシーモデル(Z Flip3など過去発売モデル)出荷量は200万台」と見通した。
ノ・センター長はまた「今年第3四半期のサムスンフォルダブルフォンは550万台出荷される見通しだ。年間フォルダブルフォン1000万台出荷は可能だろう」と述べた。
これはサムスン電子が設定した目標値を大きく下回る数値だ。サムスン電子は当初、今年のフォルダブルフォンの新製品出荷量目標を1500万台に設定した。ノ・センター長が予想した800万台は、その半分を少し超えるレベルだ。
このような販売予測の乖離をめぐって業界では、フォルダブルフォンがまだスマートフォン全体のうち1%余りのシェアのニッチマーケット製品であることから原因を探している。さらに、グローバル景気の不確実性による消費心理の萎縮も販売に悪影響を及ぼしたものと分析した。
https://korea-elec.jp/post/22093001/
1500万台を販売目標のサムスンフォルダブルフォン、目標達成に「赤信号」
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