サムスンディスプレイが開発したQD-OLEDパネルを搭載したこの製品は今年1月に開かれた「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2022」で最高革新賞を受賞した。だが、サムスン電子が展示会で実物を公開しなかったため各種の憶測を生んだ。関連業界ではパネル収率(正常品比率)問題とサムスン電子-サムスンディスプレイ間のパネル価格交渉の難航で発売がかなり先延ばしになるだろうという見方が提起された。サムスン電子もQD-OLEDテレビの発売時期を公式に明らかにしたことはない。
業界ではサムスン電子が北米市場をはじめQD-OLEDテレビの事前販売に出たのはソニーを意識したものだという分析だ。ソニーはサムスンディスプレイからパネルを供給されたQD-OLEDテレビ「BRAVIA 95K」を今年6月に発売する予定だ。この製品に対する海外情報技術(IT)メディアの好評も続いている。
匿名を求めた業界関係者は「サムスン電子の立場で、急成長中のOLEDテレビ市場への進出は避けられない選択」としながら「多くの論争があるにもかかわらずサムスンが奇襲的にQD-OLEDテレビの事前販売を開始したのは世界最初というタイトルをソニーに奪われてはいけないというプライドのため」と話した。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/288970
ソニーに「最初」奪われるかと… サムスン、QD-OLEDテレビ事前販売開始
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