韓国経済に「ウォン安」がやってきた
10月12日、ソウル外国為替市場のウォン相場が1ドル=1198.8ウォンで取引を終了した。これは1201.00ウォンで取引を終えた昨年7月28日以降、1年2ヵ月振りのウォン安水準である。
筆者の携帯電話の待ち受け画面には「ドル円」「ドルウォン」「円ウォン」の相場がリアルタイムで表示される。
さらに「円ウォン」に至ってはすぐさまグラフで推移が確認できるようになっているのだが、この日のグラフ変化には非常に驚いた。
給料をウォンで支給される筆者にとって、手元の資金を不安定なウォンで保有しておくには少々心許ない。レートの良い時に日本へ送金する必要があるから、今回のこの現象は大歓迎だ。
しかし、一部の韓国民にとっては非常に不安な状態だろう。1ドル=1200ウォンになると「危険水域」だとされており、韓国はその領域に片足を踏み入れたことになる。
文在寅が「わざとやった」…!?
8月31日、規格財政部が来年の国家債務は約101兆円と、初の100兆円を突破する見通しだと発表した。
国内総生産(GDP)に対する国家債務比率は50.2%でこちらも初めて50%を越え、2017年に約62兆円であった国家債務は文在寅政権発足後5年間で約39兆円も増加した形だ。
韓国ではこのような経済悪化状況になると、政府が南北統一のためにわざと経済状態を悪くさせているという暴論が一部で出てくることがあるが、今回は実際に文在寅統領が「わざとやっているのか?」と思うほどに韓国経済が瀕死の状態となっているといえる。
さらに、韓国銀行は8月26日の金融通貨委員会(以下、委員会)で政策金利を2年9か月ぶりに変更。コロナ禍でアジア主要国初の利上げに踏み切った。
続けて10月12日の委員会では金利は据え置きとしたものの、インフレ高進や家計債務の拡大に対処するため、同委員会は11月の追加利上げまでも示唆している。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88416
韓国経済「ウォン安&株安」のダブルパンチで、いよいよ「韓国破綻」のヤバいシナリオが現実に!
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