お馴染み元駐韓大使、武藤さんのコラム
https://news.yahoo.co.jp/articles/4169383c04c3f26b7f5bb544fa15dd402295bddf
韓国社会で起きていることはドラマとよく似ているといわれる。まさにそれが、Netflixで配信されて世界90カ国で視聴回数1位となった韓国ドラマ「イカゲーム」である。
しかし、こうしたドラマを生み出す背景には韓国社会の厳しい現実がある。それは国民の公平促進を訴えてきた文在寅政権になって、社会の不公正と不平等に一層の拍車がかかったことが国民の夢を奪ってしまったということであろう。
韓国社会には元来上昇志向の強い国民性があった。しかし、今は貧困に打ち勝つことのできない人々が諦めにも似た気持ちで生活しており、それが株式や仮想通貨などで一獲千金を夢見させているのである。
『イカゲーム』は不平等が激化する韓国庶民の人生を描いたものである。『イカゲーム』は貧困層と富裕層を対照的に描いた作品であり、2020年のアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』と同じような脈絡で作られている。
世界的ヒット『イカゲーム』はなぜ韓国で生まれたのか、元駐韓大使が解説
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