石炭で脱炭素?日豪で挑む世界初の水素プロジェクト
2021年4月28日 17時58分
石炭で脱炭素?日豪で挑む世界初の水素プロジェクト
中略
その課題を克服しようという世界初のプロジェクトが、日本とオーストラリアの間で進められています。カギを握るのは、なんと「石炭」なんです。(シドニー支局長 青木緑/ネットワーク報道部記者 小宮理沙)
日本の企業連合が目をつけたのが、オーストラリア南東部のビクトリア州に豊富に眠る「褐炭」と呼ばれる石炭です。
水分や不純物などを多く含んでいるため、これまで国際的には取り引きされておらず、値段がつかないほど安いといいます。
始まった実証実験
この褐炭から水素を作って日本に輸送しようと、電力会社の電源開発や川崎重工業、岩谷産業などでつくる企業連合とオーストラリアのエネルギー会社が連携して実証実験を進めています。
総事業費は、およそ5億オーストラリアドル(約420億円)。
成功すれば、安価な水素を安定的にオーストラリアから調達することができる世界初のビッグプロジェクトです。
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さらに、水素を含むガスから、二酸化炭素や窒素などの不純物を取り除くのも、高い技術が必要です。
試行錯誤の末、純度「99.9996%」の水素をつくることに成功しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210428/amp/k10013000481000.html
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