日本政府が放射性物質が含まれた福島第1原発の汚染水を海洋放出する方針を固めたと、NHKなど日本メディアが9日、一斉に報じた。日本政府は13日に閣議を開き、福島原発汚染水の海洋放出を公式決定する見通しだ。
NHKなどによると、日本政府は汚染水の海洋放出目標時期を2年後の2023年としている。特に海洋放出前に多核種除去設備(ALPS)を活用して汚染水に含まれる62種の放射性物質を基準値以下で浄化するという立場だ。浄化後にも環境汚染などで周辺の漁民などに被害が発生する場合、政府が賠償するという計画も立てた。ただ、トリチウム(三重水素)の場合、ALPSでも浄化は難しく、汚染水放出時に海洋にそのまま露出するという懸念が提起される。
◆広がる汚染水への恐怖
日本政府のこうした立場にもかかわらず、国内外の専門家はトリチウムを含む汚染水の海洋放出による危険性を警告してきた。ALPSによる浄化自体が完ぺきでないうえ、基準値以下に薄めるとしても海洋生態系に放射性物質が流入する場合、食物連鎖を破壊し、魚類を通じて各種がんを誘発するおそれがあるという理由からだ。
韓国原子力安全委員会のオム・ジェシク委員長は昨年10月、国会科学技術情報放送通信委員会の国政監査に出席し、「(福島の汚染水を)海洋放流すれば放射性トリチウムの海洋拡散は避けられない」とし「特に汚染水の放流がある場合、北太平洋海流の流れによって韓国にも影響が及ぶおそれがある」と指摘した。
https://japanese.joins.com/JArticle/277501
日本、結局は海に汚染水放流へ…恐怖広がる韓国
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