日本統治時代の修学旅行」を再現 異色のトラベルガイド作者インタビュー

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    • 1名無し2021/02/28(Sun) 16:22:54ID:A5MDE0MjQ(1/4)NG報告

      https://japan.cna.com.tw/topic/column/202102250001.aspx
      1979年生まれの女性旅行作家に、ある日突然舞い込んできた、歴史がらみの仕事の依頼。依頼主は、南部・台南市の国立台湾歴史博物館。同館が多数収蔵する、日本統治時代の卒業アルバムを利用して、当時実施された修学旅行のルートを旅行作家の目線で、親しみやすく再現してほしい、という内容だった。それまで歴史とはあまり縁がなかったという彼女。「旅行」と「日本統治時代」という2つのキーワードに強く引き付けられ、思わず二つ返事で快諾。こうして出来上がった「少男少女見学中~日本時代修学旅行開箱」(蔡淑君著、玉山社出版)は、2020年11月に出版された。作者の蔡淑君さんにメールでインタビューし、苦労話や日本の読者に勧めたい箇所などを聞いた。
      中略
      蔡さんは自著について、こう振り返る。「執筆は非常に大変でしたが、出来栄えを見て、ほっとしています。台湾と日本の間には、日本統治時代の50年によって、深いつながりが築かれました。修学旅行でマナー順守が求められたり、作文を書いたりするのは、今の台湾でも全く同じで、卒業アルバムのレイアウトも似たりよったり。時代を超えた共通の思い出といえると思います」
      中部・台中市で昨年11月に行われた新書発表会では、祖母が修学旅行で日本に行ったという人や、日本語教育を受けた家族がいるが、修学旅行については何も知らなかったという人などに出会ったという蔡さん。「歴史は、博物館や難しそうな本にだけ隠されているのではありません。私たちの日常の中にあるのです」とつづり、執筆を通して、1910(明治43)年に離島・澎湖で生まれ、家庭の事情で公学校に2年間しか通えなかった祖父が、死ぬまで日本に行きたがっていた気持ちを理解することができたと明かした。
      日本統治時代を生きた青少年と現代の旅行作家が「修学旅行」で結び付いた1冊、「少男少女見学中~日本時代修学旅行開箱」。中国語版しか出版されていないものの、国立台湾歴史博物館が収蔵品をデータベース化した「校園生活資料庫」でも、当時の台湾の資料を見ることができる。

      日台友好!

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