韓国ハンガラム歴史文化研究所のイ・ドクイル所長が事大主義史観や植民史観を批判しながら韓国の歴史を拡大するよう提案する本『イ・ドクイルの韓国通史』を出版した。
この本によると、韓民族の歴史の始まりは黄河文明より1000年ほど早い遼河文明の核心である紅山文化まで遡る。上古時代の韓国史の範囲が時期上では紀元前4500年、地理的には現在の中国の河北・遼寧省と内モンゴル自治区まで及ぶことになる。
著者は韓国史を中国漢族と同一視した中華事大主義史観を出て、外縁を拡張しなければなければならないと主張する。また、植民史観の勢力拡大により規模が縮小された韓国史からも脱するべきだと主張している。
著者は「檀君朝鮮以来、この地のさまざまな民族国家が持っていた天孫思想は、自分たちの観点で世の中を見るという意味だったが、高麗中期以降、事大主義歴史観とこれよりもさらにひどい植民史観が我が民族の精神を大きく蝕んだ」としながら「これからはこの2つの癌のような要素を克服した新たな歴史観で韓国社会を一変しなければならない」とした。
https://japanese.joins.com/JArticle/260620
【BOOK】イ・ドクイルの韓国通史「韓民族の歴史、黄河文明より千年早い」
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