(略) 昨日、イ総裁が条件が整っていないと言及したのは政治的な要素を意味する。韓日両国は、2001年7月、初めて通貨スワップを締結した後、2011年11月に700億ドルまで規模を増やしたが、韓日関係が冷え込み、2015年2月に完全に中断した。2016年8月に交渉を再開したが、昨年1月に釜山日本総領事館前に慰安婦少女像が設置されると、日本は再び交渉テーブルを畳んだ。
現在も慰安婦少女像に対する意見の相違は狭まらず、最近では旭日旗論議で日本海上自衛隊が『2018大韓民国海軍国際観艦式』に参加しないなど、政治的葛藤は依然として残っている。
このため、韓日通貨スワップを推進してきた韓銀の立場では用心深くならざるを得ない。韓銀は特に韓日通貨スワップに対してだけはより慎重で用心深い態度を見せてきた。国民情緒と直結しているという判断のためだ。日本の一方的な行動のために中断されただけに、韓国が先に再開に言及をすることは、自尊心が傷つけられることになるという指摘が多い。
このような状況で、韓日通貨スワップが締結されると、韓銀は体面より実利を選んだという批判を受けることになる。
また、日本の通貨スワップ交渉主導権は、中央銀行でなく財務省が握っているということも変数に挙げられる。
しかし最近、日本の態度が変わって、韓日通貨スワップ再開の可能性が水面に浮上した。韓国と同じように政治的葛藤を直面している中国と日本が、来る26日に通貨スワップ協定を結ぶことに暫定合意したのだ。去る2013年、尖閣諸島(釣魚島)紛争で協定が終了してから5年ぶりだ。
韓銀も日本との可能性を残しておいているだけに、いつ再び交渉が急流に乗るか分からない。韓銀関係者たちによれば、日本中央銀行との実務陣級の接触は地道に行われてきている。ただし、これを外部に漏らしていなかっただけである。水面下ではずっと準備してきたと推測する。 (略)
http://news1.kr/articles/?3457848
「通貨スワップ」 両中央銀行の実務陣は接触を地道に行っている
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