国際原油価格が1バレル=90ドルを超えたのに続き「景気のバロメーター」である銅価格も1年2カ月ぶりの高値だ。アルミニウム、スズなど多くの非鉄金属価格も揺れ動いている。地政学的紛争と米中の景気改善のシグナルがかみ合わさってだ。全方向的な原材料価格の高止まりは物価にも悪影響を及ぼすだろうという懸念が出ている。
国際原油価格は6営業日連続で上がり1バレル=90ドルに達した。5日にロンドンICE先物取引所のブレンド油先物価格は91.17ドルで、2日連続90ドル台となった。この日ドバイ原油の現物価格(シンガポール取引分)も90.89ドルに上がり90ドルを超えた。
これは中東など世界的情勢不安に供給懸念が大きくなった余波だ。ウクライナのロシア石油精製施設ドローン攻撃が持続しているところにイスラエルによるイランの在シリア領事館爆撃まで重なった。JPモルガンが9月に原油価格が100ドルに迫るだろうという予測をするなど市場では追加上昇の可能性にウエイトを置いている。
各種産業に必須の非鉄金属価格も尋常でない。製造・建設業需要などが多く景気先行指標に選ばれる銅のロンドン金属取引所(LME)現物価格は4日に1トン=9257ドルまで上がった。昨年1月から1年2カ月ぶりの高値だ。世界的投資銀行のゴールドマン・サックスとシティグループは来年上半期までに過去最高となる1万2000ドルに到達するだろうとの見通しも出した。
同日アルミニウム価格も1トン=2394.5ドルに上昇し昨年4月以降で最も高くなった。スズ価格は先月から1トン=2万8000ドル台を行き来し昨年7月以降で最も高い水準を見せた。また、ニッケルと亜鉛などの相場も年初に底を打ち上昇傾向を見せる様相だ。
中国と米国の景気回復への期待感が大きくなりこうした非鉄金属上昇を牽引している。先月の米国製造業購買担当者景気指数(PMI)は1年6カ月ぶりの高水準となる50.3を記録した。中国の先月の製造業PMIも50.8を記録し半年ぶりに「景気拡張」局面に復帰した。銅価格には人工知能(AI)拡散にともなう電線など電力インフラ需要拡大、鉱山閉鎖と中国の精練所減産のような供給不足余波もともに作用する。
https://japanese.joins.com/JArticle/317125?servcode=A00§code=A00- 2名無し2024/04/09(Tue) 17:08:19(1/1)
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トリガー廃止しろよ岸田〜〜〜
石油の枯渇が近いかもよ。
紛争は価格高騰の隠れ蓑。石油はアメリカが自国のを使い始めたので有り余っているんだ
問題はアラブの春で弱まったエジプトの支配力
イスラエルがやり過ぎて動く気配の見え始めたイラン
アメリカが石油消費しなくなった為援助の減ったサウジアラビアの支配力低下
中東の油が必須では無くなったアメリカが手を引いたのが原因だぞ
半年くらい前に岸田がそこいらに援助しに行ったのは記憶から消えているんかね?- 6名無し2024/04/09(Tue) 22:37:21(1/1)
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紛争で原油価格上昇、好況で銅価格上昇…原材料価格が軒並み上昇
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