北國新聞 09月12日 02:07
金沢港、韓国航路週10便に 釜山コンテナ19日初寄港
シンガポールの船会社「Xプレス・フィーダーズ」が金沢港と韓国・釜山新港を結ぶ定期コンテナ航路を就航し、19日の初寄港から週1便で開始する。金沢の韓国航路は週10便、港全体の国際航路数は週11便に拡充される。石川県は増便を追い風にさらなる利用促進に取り組む。 新航路にはコンテナ602個(20フィート換算)が積載できる船舶「アカシア・アリエス」号(5658トン)を使用する。新潟、伏木富山を経由して火曜に金沢に寄港、水曜に出港して木曜に釜山新港に入る。自社で集荷せず、大手船社から委託を受けた貨物を運ぶ「フィーダー専用船」となる。 釜山で積み替え、欧米各国に出す貨物の需要が見込めるとみて、船会社が新規航路の開設を決めた。地元代理店は金沢港運(金沢市)、日本総代理店はヘスコ・エージェンシーズ(東京)が担当する。 増便により、荷主企業の選択肢が増えて集出荷のスケジュールが組みやすくなるため、金沢港の活用促進が見込める。県は引き続き荷主企業に対する補助制度などを周知し、他港から金沢港への切り替えを促す方針だ。 金沢港の今年上半期(1〜6月)の国際コンテナ貨物取扱量は3万4541個(20フィート換算)となり、過去最多を更新している。県港湾活用推進室の担当者は「貨物の受け皿となる航路が増えることで、さらなる利便性向上につながる」と期待を込めた。
金沢港、韓国航路週10便に 釜山コンテナ19日初寄港
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