ソウル・江南に「売春宿」を連想させるバーが開店を予定していることが分かり、騒動になっている。
この騒動はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)から始まった。ソウル市江南区のあるバーの内装の写真がインターネット上で急速に拡散されているのだ。経営者が正式オープン前に内装写真を写真共有SNS「インスタグラム」に掲載したところ、これをめぐって「紅灯街(売春街)を連想させる」「売春街がコンセプトのバーだなんて、行き過ぎではないのか」と批判の声が上がり始めた。
事実、店内の照明は赤一色だ。入口には「Not a whorehouse、we a kindly bar(売春宿ではありません。ここはバーです)」と間違った英文表記で書かれている。これは、かつて「基地村(在韓米軍基地周辺の街)」で使われていたデタラメ英語をまねたものではないかという話もある。この間違った英語も「売春街コンセプト」の宣伝手段の1つだということだ。
問題の核心は、店内の一角に設けられた「ショールーム」だ。ここにはバーカウンターチェアが3脚置かれていて、やはり赤いライトがついている。昔、「肉屋の明かり」と呼ばれた(肉を新鮮に見せるためにつけていた)照明を連想させる。女性がここに座っている様子は、ソウル市内の清凉里「588」や竜山駅近くにある売春街のようだという声がほとんどだ。
江南区民のチェさん(54)は「売春を堂々とコンセプトにする店があるなんてあきれた。近くに学校もあるのに…」と語った。
区民の不満が高まっているのを受け、江南区庁衛生課担当者は9日、この店を訪れ、「社会的通念上ふさわしくないため、売春街を連想させる内装は適切でない」と警告した。
しかし、このような区の警告に強制力はない。区の関係者は「一般飲食店の許可を受けながら売春をあっせんしていれば問題だが、内装が売春宿に似ていること自体は違法ではない。苦情が来ても区としては特に強制力がないため、口頭で警告するにとどまった」と説明した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/05/12/2018051200448.html
「売春宿のような飲み屋」に区が警告 /ソウル・江南
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