かつての「キレる(すぐ激怒)若者」を経て、今や駅や電車の暴力行為6割が中年と高齢者になった。
感情が爆発するのにまかせて行動する人が起こす事件が相次いでいる。
かつて「キレる(すぐ激怒)若者」が話題になったが、常識のあるはずの、大人の世代(中年と老人)までが、キレやすく(すぐ激怒するように)なっている。
11月末、着陸直後の機内で立ち上がり、乗務員にシートベルトを締めるように促された70歳の男が、乗務員に暴行を加えて逮捕された。駅構内や電車内で発生した暴力行為の60%が40~60代の中年と高齢者といったデータも出ている。
多くの人たちが怒りを溜め込んでいる。このままでは、怒りに振り回されてしまうだろう。「アンガーマネージメント(Anger Management)」に真剣に取り組まないといけない時代を迎えている。
迷惑な怒りは、周囲の人たちを傷つけ、その人自身の立場も悪くしていく。だからと言って、怒らないようにするのは難しい。怒るにしても、それを負のエネルギーにするのではなく、建設的な正のエネルギーに変える方法を考えることが大切だと思う。
(諏訪中央病院名誉院長 鎌田實 医師)
http://www.news-postseven.com/archives/20171223_638588.html?PAGE=1#container
すぐ激怒(キレる)中年と高齢者、今や駅や電車の暴力行為6割が中年と高齢者
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