「慰安婦被害者が12歳、13歳の時に連れて行かれたという証言を聞いて、もしかしたら自分も被害者になっていたかもしれないという気がした」
日本軍「慰安婦」被害者の1990年代の闘争と、現在の生き様を扱ったドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』(『沈黙…』)を作った在日同胞の朴壽南監督(82)は20年余りにわたり慰安婦問題を深く掘り下げてきた理由について質問を受けるたびに、ほとんど同じ返事をする。
9日、東京で会った朴監督は、「慰安婦被害者の中には私と年齢が2~3歳しか違わず、同じ歳かほぼ変わらない年齢の人も多かった。もしかしたら、私自身もそうなっていたかも知れないと考えた」と話した。朴監督は1935年に日本の三重県で生まれた在日同胞2世だ。
『沈黙…』は昨年、韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭で初めて公開され、追加編集を経て来月12月に東京の渋谷で封切りした後、日本全国で巡回上映する予定だ。
彼女は「『アリランのうたーオキナワからの証言』を上映した時にも『慰安婦問題は存在しない』と主張する人々はいたが、今ほど雰囲気が深刻ではなかった」と話した。彼女は「日本の社会全体を見ても、私が幼い頃に『朝鮮人は臭いから朝鮮に帰れ』という暴言があったが、今のヘイトスピーチのように『朝鮮人をぶっころせ』とまで言いはしなかった」と憂慮した。
『沈黙…』も上映費用調達のために日本でクラウドファンディングを行い、260人余りが約200万円(約2000万ウォン)を寄付した。
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/28993.html
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/819271.html
「私も“慰安婦”にさせられていたかもという気がして…」2017.11.17 08:11
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