針のむしろだった文在寅大統領 トランプ米大統領と安倍首相の連携プレーにタジタジ… 「ハッピー・バースデー」で絆の演出も
http://www.sankei.com/world/news/170923/wor1709230006-n1.html
21日に開かれた安倍晋三首相、米国のトランプ大統領、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の日米韓首脳会談は、表向きは3カ国の結束をアピールした。だが、内実は、北朝鮮になお融和的な態度を続ける文大統領を日米両首脳がジワジワと締め上げる「査問」の場だった。文大統領は針のむしろに座らされた気分だったのではないか。
「北朝鮮への人道支援は逆のメッセージとなる。とても賛成できない」
会談でトランプは、韓国政府が唐突に打ち出した北朝鮮に対する800万ドル(約8億9千万円)相当の人道支援について、強い不快感を示した。
安倍も厳しい表情でこう語った。
「北朝鮮は、核やミサイル開発に回す金がある。その金を人道目的に回すべきじゃないのか?」
トランプは横で深々とうなずいた。
緊迫した空気が流れる中、突然サプライズが起きた。
「ハッピー・バースデー、シンゾー!」
トランプが大声でこう語ると大きな誕生日のケーキが運び込まれた。この日に63歳の誕生日を迎えた安倍への粋な計らいだった。
日米両政府関係者から割れるような拍手。さすがの安倍も相好を崩した。
いきなり日米同盟の絆の強さを見せつけられた文はさぞ面食らったことだろう。人道支援について、ろくな反論もできぬまま、こう釈明した。
「人道支援を実際に行うタイミングは慎重に考える。日米韓の足並みを乱すことはしない…」
北朝鮮に対する日米と韓国の温度差は、写真撮影のために報道陣を招き入れた会談冒頭の時点から歴然としていた。
トランプ大統領が安倍首相の誕生日にサプライズ!
69
ツイートLINEお気に入り
64
2