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清と戦って勝利した日本は、日清講和条約(下関条約)により遼東半島、台湾、澎湖島の割譲を受け、朝鮮を独立させる約束も取り付けた。
しかし、ロシア、フランス、ドイツによる干渉(三国干渉)を受けて遼東半島をやむおえず清に返還する。
ところが、清に返還した後もロシアが遼東半島に居座ったため、日本国内では日露戦争やむなしという機運となった。
ロシアが南下してくると自分たちの権益も脅かされると考えたイギリスは、日本と同盟(日英同盟)を結ぶ。
そして1904年、日露戦争に突入。この戦争はぎりぎりのところで日本が勝利し、ロシアの南下は抑えられたのである。
日露戦争に勝利した日本は、朝鮮半島の権益を受け、またロシアから南満州鉄道を受け取って、それを守るために満州に軍隊の駐留させる権利を有した。
さらに、ポーツマス条約によって南樺太も日本国になった。
こうして、とうとう有色人種人の国家が世界の五大国の一つになったのである。
日本は日露戦争に勝利し満州の権益を得たものの、その当時の満州は中国の一部でありながら軍閥たちが勢力を争う無法地帯であった。
日本には軍閥の中でも最大だった張作霖と組んで満州を統治しようという動きもあったが、その張作霖が爆殺されるという事件が勃発する。
張作霖の息子、張良学は、張作霖の殺害は日本の広東軍の仕業であると断定し、以降、その恨みから日本と交戦をするようになった。
太平洋戦争に日本側の責任を担うべきの人は?
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