映画(軍艦島)真実と虚構の(二兎)を追った結果

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    • 1100%見るに及ばず・200%駄作の(軍艦島)2017/07/23(Sun) 07:50:37ID:g1MTg4OTM(1/2)NG報告

      歴史性・大衆性の「二兎」追って作品完成度下がる
      映画『軍艦島』は観客をまっすぐ地下1100メートルの炭鉱に連れていく。45℃以上という熱気のため蒸気が四方八方から噴き出て、ガス爆発事故の危険にさらされている映像の中の坑道をカメラと共に入っていけば、なぜ、坑道の突き当たりを意味する「マクチャン」という言葉が「万事休す」という意味で使われるようになったのか、自ずと分かる。
       日本の近代化と軍国主義が朝鮮人に対する悪らつな搾取と収奪に基づいていることを印象的に見せるシーンだ。この映画では、地上空間は美しいカラー映像で、地下坑道は息の詰まる白黒映像で表現している。日本人がいる地上と朝鮮人労働者がいる地下はこのように色分けされている。
      リュ・スンワン監督は19日の記者懇談会で、「当時の証言や資料を見ると、『悪い日本人』と『いい朝鮮人』だけが存在したわけではなかった。簡単に2つの陣営に分けて観客を刺激したり、事実を歪曲(わいきょく)したりするのは良くないと思った」と語った。
       しかし、この映画の美徳は上映時間132分間の折り返しを過ぎたころから急速に色あせていく。軍艦島で地獄のような強制徴用に苦しめられていた朝鮮人たちが脱出を試みる中盤から、映画は歴史物というジャンルを超えてロマンチック・ファンタジーの方向へと急速に傾き、バランスを失っていく。朝鮮人労働者たちが「火炎瓶」を作って日本軍に投げ付けるシーンや、チェ・チルソンに追従する朝鮮人たちがライフルを持って日本軍を狙い撃ちするシーンは、むしろ西部劇を連想させる。軍艦島に潜入した後、朝鮮人の脱出を陣頭指揮する光復軍所属OSS(米戦略情報局)要員パク)の活躍を見ていると「スーパーヒーローがアウシュビッツ収容所に潜入してナチスの兵士たちと戦う活劇」を見ているような錯覚に陥る。
      『軍艦島』からの脱出は、今も整理が付いていない過去の歴史からの脱出と同じだ。現代史において清算されるべき問題が幽霊のように漂い、現在と未来を侵食している」と言った。だが、映画の完成度まで侵食しているのは、もしかしたら監督自身かもしれないという物足りなさもある。
      金性鉉記者www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/21/2017072101692.html
      朝鮮日報/朝鮮日報日本語版      


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