よりにもよって李大統領の訪中を前に…中国牽制の「黄金艦隊」構想を打ち出したトランプ氏

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    • 1名無し2025/12/25(Thu) 22:21:07ID:UyODQ3NzU(1/1)NG報告

      ドナルド・トランプ米国大統領が、中国を念頭に置いたいわゆる「ゴールデン・フリート(Golden Fleet・黄金艦隊)」構想を公式化したことで、韓米造船協力(MASGA)が軍事面・産業面の双方で本格的な軌道に乗ることになった。中でもこれを通じて韓国は新たな米国海軍戦略の中核的パートナーに浮上したが、その分、対中外交における負担が増した側面もある。

      トランプ大統領が22日(現地時間)に明らかにした黄金艦隊構想は、インド太平洋地域で急速に拡している中国海軍力を牽制(けんせい)するための戦略だ。強力な長距離ミサイルを搭載した大型軍艦と、それを支える多数の無人または小型の護衛艦を組み合わせる「バーベル型艦隊」として運用する点が核心だ。今回の構想で特に注目されるのは韓国の役割だ。

      トランプ大統領は、米国海軍が導入する新型フリゲート(護衛艦)の建造に関連して韓国造船大手のハンファに直接言及し、建造場所としてはハンファが買収した米国フィリー造船所を名指しした。これは、韓米造船協力が従来の維持・保守・整備(MRO)分野を超え、米国現地での軍艦建造段階へと拡大したことを意味する。先月公開された韓米首脳会談の共同ファクトシート(共同説明資料)で合意された「韓国内での潜在的な米国軍艦建造」へと進むための布石と見る余地もある。米国現地での建造を皮切りに、今後、韓国の役割が段階的に拡大する可能性も取り沙汰されている。

      ただし、米国が黄金艦隊構想を打ち出し、韓国を中核パートナーとして言及した時期が、李在明(イ・ジェミョン)大統領の訪中直前である点は、偶然とは言い難いとの指摘だ。李大統領は来年初め、就任後初めて中国を国賓として訪問し、習近平中国国家主席と会談する予定だ。

      猶予期間は設けられているものの、中国はすでにハンファオーシャンを制裁対象に含め、MASGAに対する警戒感を示している。さらに、韓米による原子力潜水艦の導入についても、「核不拡散」を理由に牽制を加えている。米中戦略競争に巻き込まれるリスクが高まる中、中国に対し、MASGAが特定の国家を標的とした措置ではないというメッセージを、より精緻に発信する必要があるとの指摘が出ている。

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