今年2月に死傷者10人を出した京畿道安城市のソウル―世宗高速道路橋梁崩落事故をめぐり、施工会社である現代エンジニアリング所属の現場所長と下請業者の莊憲産業所属の現場所長らが起訴された。下請業者はマニュアルを順守せず、スクリュージャッキやワイヤーロープなどの転倒防止施設を任意に撤去し、施工会社や発注者はこれを放置するなど検測をおろそかにした結果の「人災」である、というのが検察の判断だ。
水原地検平沢支庁刑事2部(部長キム・ギョンモク)は2日、業務上過失致死傷および産業安全保健法違反などの容疑で、現代エンジニアリング現場所長A被告と下請会社である莊憲産業の現場所長B被告の2人を拘束起訴した。また同じ容疑等で、発注者である韓国道路公社と元・下請業者関係者7人、法人2社を不拘束起訴した。
彼らは、2月25日午前、安城市瑞雲面ソウル―世宗高速道路天安~安城区間第9工区の青竜鉄橋建設現場で、ガーダ(橋桁の下に敷く梁の一種)が崩壊し、作業員4人が死亡し6人が負傷した件について、事故予防義務を果たさなかった容疑を受けている。
青竜鉄橋はソウル方面(上り線265メートル)と世宗方面(下り線275メートル)に分かれた計60基のガーダで構成される高さ55メートルの橋梁だ。検察の調査によれば、この工事に使用されたランチャー(橋梁上部からガーダを吊り上げ・移動・架設する装置)は400トン級で、後方が前方よりも約19トン重かった。青竜鉄橋は一般的な橋梁と異なり、曲線と勾配があり、ランチャーを後方に移動させると重心が後ろに傾く危険性が大きかった。それにもかかわらず、不安定なガーダ上でランチャーを無理に後方へ移動させたことが事故の原因であることが明らかになった。当時、現場には構造検討や作業計画がなく、ワイヤーやスクリュージャッキなどの転倒防止装置を早期に撤去した状態でランチャーの後方移動作業を行うなど、安全規則も守られていなかった。
検察関係者は「今回の事故は『慣行』という名の下で転倒防止装置を早期撤去するなど安全規則を無視し、下請業者と管理・監督を怠った発注庁および元請の過失が重なって発生した明白な人災」とし「関係者に対し、責任に見合う厳重な刑が言い渡されるよう公訴維持に最善を尽くし、中大災害処罰法違反容疑についても徹底して捜査する」と話した。
>>1
朝鮮人が関わった時点で人災確定。
問題が起きれば、誰かが責任を取るのは当然
だが、韓国では、それで完結してしまう
「誰が悪いか」で完結してしまう
だから、事故が別の場所でも再発する
「どうして事故が起きたのか」を考えた結果が、「あいつが悪いニダ!」では困る!
それは日本で最底辺の愚者だった「アベガー」と変わらない
「何をどうすれば事故を防げるのか」「何をどうすれば安全につななるのか」を考えてくれ
人に罰を与えることで事故を減らすというのは、中国人レベルの考え方だ
なるたけ事故を防げる道具や段取り、システムなどを組み上げるのが、先進国の考え方だろう
裁判所が「誰に責任があるのか」を決めるのは正常
だが、社会は、少なくとも建設関係者は、なるたけ事故を防げる段取りやシステムを考えてほしい>>4
>「何をどうすれば安全につななるのか」
→「何をどうすれば安全につながるのか」
マグロって美味しいよねw現代エンジニアリングが関与した建築物・構造物が、あと何個あるのかが問題だ
いつもの様に工期を短縮して人件費を削減する為に必要な手順を飛ばしていたのだろう。
光州代表図書館は「傾いた168メートルの橋梁」…崩落で4人死亡、設計・施工に総合的な不備
16日、光州広域市などによると、光州代表図書館は、構造物の径間(スパン)を長く設計する長スパンPC桁工法を用いて建設が進められてきた。長さ48メートル間隔の柱と柱の間を、橋脚に近い構造で接合する方式が骨子だ。鉄骨柱の上には、支保工(ドンバリ)を設けずにコンクリートを打設できるデッキプレート(Deck Plate)工法が採用されていた。
これまで事故現場を訪れた多くの専門家は、「崩落事故が起きた光州代表図書館は、事実上、傾斜した橋梁の建設現場だ」との見解を示している。図書館の建物上部が、傾斜した全長168メートルの構造として設計されている点に基づく分析だ。
大韓民国産業現場教授団のチェ・ミョンギ教授は「事故が起きた図書館は、肉眼で見ても建物全体が道路の下り坂のように約10~15度傾いている」とし、「平坦な建物構造では上からの垂直力のみが作用するが、傾斜がある場合は垂直力と水平力が同時に作用し、崩落に弱い構造になる」と指摘した。
韓国災難安全技術院の理事長であるソン・チャンヨン光州大学建築工学科教授も「事故が起きた建物は、傾斜のある48メートルの橋梁とみるべきだ」とし、「打設したコンクリートの荷重が、垂直方向ではなく別の方向に集中し得る構造だ」と述べた。>>8
ソン教授はさらに、「長さ48メートルのトラス(歩道橋型の鉄骨構造物)は、建築では用いない土木橋梁型の工法だ」とし、「柱と梁が接合する部分がきれいに外れている点から、48メートルの長スパンを考慮していないなど、詳細設計の不足と施工不良が重なった総合的な欠陥とみられる」と語った。
警察は崩落原因を調べるため、同日午後2時30分から事故現場で、労働当局などと合同鑑識を行った。国立科学捜査研究院や雇用労働部などは、建築・技術分野の専門家とともに、崩落した建築物の構造的欠陥の有無や事故原因を究明する方針だ。
国土交通部も、崩落事故の原因究明に向け、建設事故調査委員会を設置した。調査委は、鋼構造・建築構造分野の専門家である崔秉正(チェ・ビョンジョン)京畿(キョンギ)大学教授が委員長として参加するなど、産業界・学界・研究機関を中心とする外部専門家12人で構成された。
調査委は4カ月間にわたり、▷安全管理計画書、施工計画書など事前手続きの適正性 ▷構造検討、設計安全性の検討など設計図書の作成・検討の適正性 ▷PC合成梁、鉄骨およびデッキプレート、柱接合部の施工不良、コンクリート打設など、施工過程における品質・安全管理の適正性を調査する。
光州代表図書館の新築工事現場では、11日午後1時58分ごろ、屋上階(2階)がコンクリート打設作業中に崩落し、作業員4人が埋没して死亡した。事故が起きた図書館は、光州市が進めている旧尚武(サンム)焼却場跡地の複合文化空間造成事業の一環で、延べ床面積1万1286平方メートルの敷地に、地上2階・地下2階規模で建設される予定だった。
安城橋脚崩落事故は「人災」…検察、業者の現場所長らを起訴
9
ツイートLINEお気に入り
9
0