米国のドナルド・トランプ大統領が今週発表した、ベネズエラ沖の公海上での船舶攻撃について、国際法上「殺人」に当たる可能性があると、米ニューヨーク大学の法学教授で元国防総省特別顧問のライアン・グッドマン氏が指摘した。
攻撃では、米政府が麻薬密輸船と見なした船を標的に空爆し、乗組員11人が死亡した。トランプ氏は、米国への麻薬密輸を阻止するための措置だったと説明している。
国防総省OBが「法的根拠想像できない」と批判
グッドマン氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントで投稿し、「私は国防総省に勤務していたが、このようなケースで殺傷を正当化する法的根拠を想像できない。国際法のもとでは戦争犯罪、あるいは殺人に該当する可能性が高い」と述べた。
その上で、米国の対外軍事行動に関連する法的問題を長年担当していた元国務省職員ブライアン・フィヌケーン氏による詳細な分析を紹介。フィヌケーン氏が安全保障専門誌「ジャストセキュリティー」に寄稿した記事では「このような攻撃は、戦闘行為としての正当性を欠いており、米国が長年支持してきた国際法の枠組みとも合致しない」としている。
「交戦法の適用は困難」と指摘
グッドマン氏はまた、「今回のケースに交戦法(国際人道法)を適用する余地があると米政府が主張する可能性もあるが、それが仮に成り立つとしても、戦争犯罪防止に関する米国法が適用される。同法では殺人が禁止されている」と述べ、いずれにせよ違法性は回避できないと分析する。
一方で、交戦法が適用されないのであれば、「米国防総省は長年の立場として、国外での軍事行動についても国際人権法が適用され、暗殺や殺人はその中で禁じられると考えている」と強調した。
米国務長官発言で「違法性がさらに明確に」
さらに論議を呼んでいるのが、マルコ・ルビオ国務長官の発言だ。ルビオ氏は今回の空爆を擁護するなかで「船を拿捕(だほ)しても意味がない。止めるには爆破するしかない」と述べた。
グッドマン氏はこれに対し、「こうしたルビオ長官の発言は、むしろ攻撃の違法性をより明確に示している」と非難している。トランプが天国に行くことはない
それだけ麻薬で困っているのでしょう...
トランプの関税政策は失敗すると思うけど、対麻薬、対犯罪に関しては大成功するかもしれん。今、アメリカ黒人の多くがトランプの政策を支持し始め、BLMが大失敗したと悟り始めてる。
首都ワシントンでの州兵派遣は大成功したし、シカゴの貧困地域の黒人は州兵に来てくれと懇願している。が、民主党の黒人知事は治安は守られてるし、州兵は要らないって言ってるけどw
麻薬戦争で外国人をコロしたところで、アメリカ人がトランプを嫌うとは思えないトランプさんのドゥテルテ化が止まらないw
ドラッグディーラー同士でコロし合ってるのに、当局がやったらサツ人って。
犯罪をのさばらせてきたのはパヨク。日本が北朝鮮の麻薬運搬船とみられる不審船を撃沈した時は船舶同士で交戦に
至るまでのやり取りが映像で残っているので問題にならなかったな。米特殊部隊 2019年に北朝鮮上陸作戦失敗か 金正恩氏の通信傍受を狙う 米紙報道
アメリカ軍の特殊部隊が2019年初頭、北朝鮮に通信傍受の機器を仕掛けるため極秘の上陸作戦を実行し、失敗していたとアメリカメディアが報じました。
ニューヨーク・タイムズによりますと、この上陸作戦は金正恩総書記(当時は労働党委員長)の通信を傍受する電子機器を設置するのが目的で、当時のトランプ大統領の承認を得て、アメリカ海軍の特殊部隊SEALSが実行したということです。
2019年初頭、SEALSの隊員が北朝鮮の沖合に停泊した原子力潜水艦から小型潜水艇2隻に乗って海岸に接近しましたが、途中で北朝鮮のボートがライトを海に照らしたため、発見を恐れて発砲し、撤退しました。
北朝鮮のボートに乗っていた乗組員は2、3人で、全員の殺害を確認しましたが、漁に出ていた非武装の民間人だった可能性があります。
作戦は機密扱いとされ公にされることはありませんでした。
北朝鮮が作戦をどこまで把握していたかは不明で、2019年2月末にはベトナムで2回目の米朝首脳会談が開催されています。米軍、ベネズエラからの麻薬運搬船を再び爆破 緊張激化の可能性も
トランプ米大統領は15日、南米ベネズエラから米国に向かっていた船が麻薬を運んでいたとして米軍が同日に公海上で爆撃したと明らかにした。「男性テロリスト3人を殺害した」と主張した。米軍は2日にもベネズエラから出航して麻薬を積んでいたとみられる船を攻撃している。ベネズエラの反米左派マドゥロ政権の反発は必至で、緊張が激化する可能性がある。
トランプ氏は自身のソーシャルメディアに船を爆撃した動画を投稿し、「私の命令で米軍が極めて危険な麻薬カルテルに対する2回目の攻撃を実施した」と表明。麻薬の流入は「米国の安全保障と重要な国益に対する脅威だ」と主張し、軍事攻撃を正当化した。
麻薬運搬船への対応には沿岸警備隊による取り締まりが通常で、ロイター通信は船員の拘束を試みずに「船ごと爆破する対応は極めて異例だ」と指摘している。2日にも外国テロ組織に指定している「トレン・デ・アラグア」のメンバーが麻薬を運搬していたという船を爆撃し、11人を殺害したとしている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ政権は麻薬密輸や犯罪組織への対策の一環として8月後半以降、カリブ海に駆逐艦などを派遣。今月に入ってから米自治領プエルトリコに最新鋭ステルス戦闘機「F35」10機の配備を進め、ヘグセス国防長官が秘密裏に現地を視察したという。
ベネズエラのマドゥロ大統領はトランプ氏の投稿に先立って行われた15日の記者会見で、2日の米軍の攻撃を「軍事侵攻だ。非道な犯罪だ」と反発。民間人への軍事攻撃は国際法違反だと指摘し、「ベネズエラに戦争を仕掛けている」と主張した。ロイター通信によると、マドゥロ政権は11日に国内各地へ軍や警察、民兵の配備を表明するなど米国への警戒を強めているという。TBS NEWS
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=YryC9bhaMmE
トランプ大統領 "麻薬密輸船" に2回目の攻撃を公表 ベネズエラの
犯罪組織メンバー3人死亡米海軍がベネズエラ漁船臨検 同国漁師9人を8時間拘束
カラカス、ベネズエラ、9月16日 (AP) ― 米海軍駆逐艦の乗組員が、ベネズエラ人漁師が乗って同国沖で操業中のマグロ漁船を臨検、8時間にわたって漁師ら9人を拘束したとして9月13日、同国外相がカラカスで行われた記者会見で米国を非難、緊迫した両国関係が浮き彫りにされた。
これに関してホワイトハウスからのコメントはない。
南米の麻薬カルテルとの戦いを理由に、トランプ米大統領が8月、海軍艦艇をベネズエラ沖のカリブ海へ配備を命じてたことで、両国間の関係は緊迫している。
ベネズエラのヒル外相は13日、記者会見で声明を読み上げ、同国のマグロ漁船が「米海軍駆逐艦の乗組員18人に不法かつ敵対的な臨検を受け」、乗組員が8時間にわたって通信と通常の操業を妨げられたと発表した。
漁船員らはその後、ベネズエラ海軍護衛付きで解放された。
ヒル外相は記者会見で、同漁船と米海軍チームが乗ったゴムボートの画像を公開し、マグロ漁船はベネズエラ漁業省から操業許可を受けていたと述べた。
ヒル外相は、この臨検は「違法」で「非合法」であり、ベネズエラはいかなる「挑発」に対しても主権を守ると警告した。
ベネズエラ外相の記者会見より数日前、トランプ大統領は米国海軍艦船が麻薬運搬船を攻撃し、乗組員11人を殺害したと発言した。同大統領は、麻薬運搬船はベネズエラから出航し、同国のギャング組織「トレン・デ・アラグア」の構成員を乗せていたと述べたが、その主張を裏付ける証拠を提示していない。
ベネズエラは、米国が超法規的殺人を犯したと非難している。
トランプ氏のベネズエラ沖攻撃、「殺人」に該当の可能性 国際法専門家が指摘
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