韓国大統領が中国「抗日戦争勝利」記念軍事パレードに出席、2015年と2025年ではわけが違う

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    • 1名無し2025/07/19(Sat) 13:00:09ID:c3MzA1NDM(1/1)NG報告

       ドイツの統一にソ連の同意が重要であったように、韓半島統一には中国の協力が欠かせない。中朝国境は全長1400キロに達する。統一当時、西ドイツは東ドイツ出身のゲンシャー外相にソ連の説得を任せた。1974年に外相となり、「東方政策(東西和解)」の先頭に立った人物だ。ゲンシャー外相は1990年、当時のシェワルナゼ・ソ連外相と第2次大戦の独ソ激戦地だったブレストで会談した。シェワルナゼ氏の実兄が1941年に戦死した場所だ。ゲンシャー外相はシェワルナゼ外相の兄の墓を訪ねて黙祷した。ゲンシャー外相に同行したシェワルナゼ外相が統一の最大の難題だったドイツの北大西洋条約機構(NATO)残留問題について口を開いた。ドイツ統一に向け、張り詰めた糸が解け始めた。

       2015年、金正恩政権は不安げだった。中途半端な改革開放のまねと張成沢氏の処刑で経済と民心は動揺し、血で結ばれた同盟国・中国との関係も核実験で遠ざかった。統一に向けた重大な瞬間が見えそうだった。憲法が定める統一の責務を理解している韓国政府ならばそれに備える必要があった。朴槿恵大統領が抗日戦争勝利70周年記念行事への出席を決めた重要な背景の一つだった。

      「韓半島の統一を促進すれば、韓米日の同盟を瓦解させるのに有利だ。これは東アジアで中国に対する政治的圧力を緩和し、結局台湾(統一)問題の解決にも有利に働く」と述べた。中国共産党は台湾統一問題で一度も立場を変えたり譲歩したりしたことはない。

       10年前も今も韓国大統領が天安門の城楼に登ることを米国が喜ぶはずがない。金正恩氏やトランプ氏が抗日戦争勝利記念行事に出席する可能性も今のところ低い。一方、プーチン大統領が出席することはあり得る。そんな行事に韓国が出席しなければならないならば、それなりの理由がなければならない。10年前には統一の夢という歴史的・憲法的目標と国益があった。今の韓国政府は「統一」という言葉を持ち出すこともためらっている。代わりに「平和」を強調している。中国が韓国の安全を保障してくれるのか。それでも軍事パレードに行くというなら、国民の目には「実用主義」ではなく「理念」に映るだろう。

      https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2025071480013

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