車を運転しているとき、スピード違反を取り締まる移動式のカメラボックスを見かけたことがあると思います。このボックスは10カ所のうち9カ所にはカメラがないというのですが、問題はほとんどのドライバーがこの事実を知っているということです。これではスピード違反の取り締まりによる事故予防効果が低くなると言わざるを得ません。
「だまされているというか、そんな感じがするんですよ。空っぽの場所がとても多くて、私が見ると70%以上が空っぽのようです…」
実際に京畿道南部に設置されている275カ所のボックスのうち、カメラがあるのはわずか32カ所です。ボックス10カ所のうち9カ所は空っぽというわけです。
「一部の人たちは、カメラがないと分かると『この区間はないね』とビュンビュン飛ばしていくようです」
スピード違反の取り締まりによる事故予防効果が落ちるにもかかわらず、警察は人手不足のせいだというばかりです。
「(交通)パトロールチームの3人は、112(日本の110番に相当)通報があればそちらに駆け付けなければならず、事故現場に行ったらそこで安全確保のために動かなければならないんですよ」
他の業務があるため、各ボックスを回ってカメラを設置したり撤去したりするのは難しいということなのです。
問題はほかにもあります。固定式カメラが既に設置されている地点のうち、かなりの地点に移動式カメラが重複で設置されているのです。
このように管理がずさんな中、2年前には済州で移動式カメラが盗まれるという事件も発生しました。
韓国の移動式スピード違反取り締まりカメラボックス、9割は空っぽだった
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