10カ国で日本に対する好感度90％超

グローバルマーケティング事業を展開しているアウンコンサルティング株式会社はこの度、世界14の国と地域を対象に親日度や訪日意欲に関する調査を実施した。日本について「大好き」「好き」と回答した人は、対象14カ国のうち10カ国以上で約90％を超える高水準となった。インドネシアとフィリピンでは、前年に続きともに100％を記録し、引き続き極めて高い好感度を維持している。特にフィリピンでは、日本との貿易・ODA（政府開発援助）・人的往来といった多面的な交流が、継続的な好印象の背景と考えられる。

一方、「嫌い」「大嫌い」といった好感度が低い回答の割合が高かった中国では、全体の約40％にのぼり、他国と比べて高い水準にあったが、前年比では約10％減少しており、やや改善の兆しが見られた。特に「魅力的な観光地がない」「街が混んでいる/汚い」といった項目の比率が下がっており、印象の変化がうかがえる。また2024年に「大嫌い」と回答した割合が最も高かった韓国では、「嫌い」「大嫌い」の回答が約7％減少しており、日韓首脳会談の再開など関係改善の動きが一定の影響を与えた可能性がある。