韓国に対する関心は自然に韓国料理とファッション、ビューティーなどライフスタイルに広まった。主にドラマやアイドル音楽などの文化コンテンツにとどまっていたこれまでの韓流と最近の第4次韓流が明確に異なる点だ。
いまや日本では韓国の人たちが食べる食べ物、着る服、使う化粧品など、ライフスタイルに基盤を置いた消費財に関心が高まっている。
韓国ファッションブランドの地位変化は韓国で先に感知された。この数年間、ソウルの漢南洞(ハンナムドン)と聖水洞(ソンスドン)のファッションショップ前に旅行カバンを手にした外国人が列を作る姿はおなじみ光景になった。外国人の中でも日本人の売り上げの割合が特に高い。
事実日本はファッション大国として知られる。市場規模が韓国より2倍以上大きい100兆ウォン台と推定される。三宅一生、山本耀司、川久保玲など世界的デザイナーを輩出し、コム・デ・ギャルソン、サカイなど世界的ブランドからユニクロなど世界的SPAまで広く保有している。
韓国ブランドは日本のファッション市場で空いている2つの地点を攻略する。まず価格帯だ。
マルディメクルディのパク・ファモク代表も「(日本市場には)適切な価格帯で自分たちだけのストーリーを語るブランドが少ないという感じ。ムシンサや29CMのようなオンラインプラットフォームで激しい競争に勝ち抜いて生き残った韓国ブランドならば勝算があるとみる」とした。
韓国ファッションブランドにとって日本市場は非常に魅力的だ。市場規模も大きいが、地理的に近いため物流費用が少なく、気候とスタイルが似ているという利点がある。夏にTシャツ中心に売れる東南アジアより客単価も高い。何より日本市場は本格的な世界市場進出前の橋頭堡としやすい。
ただ日本市場に成功裏に定着するための課題も明らかだ。中間価格帯に個性あるブランディングとデザインで訴求するが完成度に対しては残念という指摘が出る。
結局Kブランドだから好きなのではなく、Kをはずしても生き残れるように独自の力を育てなければならないという課題が残る。
https://l.smartnews.com/Hm73v
<K、東京に上陸する>韓国にはあるが、日本にはないもの
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