航空機、戦闘機などは「防衛産業の花」と見なされている。砲、戦車など他の武器システムよりも最先端の技術が必要で、参入障壁が高い。このため、米国・ロシアなど一部の国がグローバル市場を独占している。
ところがKAIがこの市場を、韓国製戦闘機を先頭に押し出してうがちつつある。「後発ランナー」として始まり、アジア・中東地域にとどまらず欧州においてまで受注契約を成功させ、「防衛産業の本場」である米国への進出を狙っているのだ。
FA50は一時、厄介者扱いされたこともあった。FA50はT50を2011年に軽戦闘機へと改造・量産することで誕生したが、「軽戦闘機が何の役に立つのか」「高等練習用としては過度の性能」などの批判があった。しかし、練習機として使用する軽戦闘機にしては性能が良く、最新の戦闘機に比べると機能は劣っても価格は安いという「あいまいな」特徴がむしろチャンスとなった。
加えてKAIは昨年9月、ポーランド向けに48機の大規模受注を成功させ、今年2月にはマレーシア向けに18機の輸出契約を結んだ。ポーランドの隣接国にも売り込むために、11月に欧州オフィスを開設し、輸出の物量がさらに増えることに備えて工場の増設も計画している。
FA50の優秀さが立証されると、KAIの他の製品に対する輸出の問い合わせも相次いでいる。代表的なものとしては韓国型ヘリコプター「スリオン」で、やはり最近、一部の国と輸出について話し合っている。KAI輸出本部のチョ・ウレ本部長は「欧州・アフリカなど、さまざまな国から関心を寄せられている」と語った。
KAIは、防衛産業の本場である米国への輸出にも挑戦する。米国海軍・空軍は高等・戦術入門機と戦術練習機の事業を進める予定だが、この事業でKAIは米国の防衛関連企業ロッキード・マーチンと手を組み、戦闘機およそ500機の納品契約を狙っているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3044af60045165f1cf92e47e2dcbd71e1f03c465
米国から学んだ技術で製造した韓国製戦闘機FA50、米国へ500機の輸出が実現か
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