大型ロケット「H2A」の47号機が7日午前8時42分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上がった。
打ち上げから約14分後、搭載していたX線天文衛星「XRISM(クリズム)」を予定の軌道に投入した。
月探査機「SLIM(スリム)」も異なる軌道に投入する予定。
XRISMは、2016年に運用停止したX線天文衛星「ひとみ」の後継機。高度約550キロメートルで地球のまわりを飛び、天体や高温ガスが出すX線をとらえて星や銀河の成り立ちを探る。
SLIMは来年1~2月ごろ、日本初の月面着陸に挑む。狙った場所から誤差100メートルの高精度の着陸技術で「降りたい場所に降りられる」ピンポイント着陸をめざす。
月面着陸に成功すれば、旧ソ連、米国、中国、インドに次いで世界で5カ国目となる。
H2Aは、2001年に初号機が打ち上げられてから今年1月まで、46機中45機の打ち上げに成功。成功率の高さが評価されている。50号機までで運用を終えて、後継機の新型ロケット「H3」に移行する。
https://www.asahi.com/articles/ASR972SPFR96ULBH00B.htmlYouTubehttps://youtu.be/ZgbSpBCozGc
H2Aロケット47号機、打ち上げ!日本初の月面着陸に挑む。
160
ツイートLINEお気に入り
124
2