世界スカウト大会 ソウルで閉営式=準備・運営では問題露呈

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    • 1名無し2023/08/11(Fri) 23:13:43ID:Y0NDI1ODI(1/1)NG報告

      【ソウル聯合ニュース】韓国で1日から開かれたボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」は11日、ソウルワールドカップ競技場で閉営式を行った。祭典は4年に1度の国際大会で、今回は約150カ国から4万人余りが参加した。今大会は主催者側の準備不足やずさんな運営が批判を受けたが、記録的な猛暑や台風の影響をあり、円滑な開催につながらなかった。

      キャンプ地に日陰となる樹木が少ないなど猛暑対策が不十分で熱中症の症状を訴える参加者が続出したほか、害虫の大量発生や清潔ではないトイレなど衛生面での問題も指摘された。英国や米国、シンガポールはキャンプ地から早期撤収。主催者側は台風6号の接近を理由に撤収を決め、ほかの参加者も8日にソウルなどの屋内施設に移動した。

      一連の問題の主な要因として、共同組織委員長が5人に上るなど複雑な組織委員会の構造や不適切な予算執行などが挙げられている。

      韓国政府は大会が終わる12日以降、原因究明に乗り出す方針だ。検察の捜査が行われる可能性もある。

      政界でも攻防が繰り広げられている。与野党が責任を押し付け合っている中、国会で過半数を占める最大野党「共に民主党」は国政調査も視野に入れて追及を強めている。

      ◇6年で約110億円投入したが… 準備に不備多く
      今大会の開催地に南西部・全羅北道の開拓地セマングムが選ばれたのは文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2017年だった。約6年の大会準備で投じられた国の予算は合計で1000億ウォン(約110億円)を超える。

      今大会で混乱を招いた根本的な原因としては、大会の司令塔があいまいだったことが指摘される。組織委の共同委員長は5人で、閣僚が3人(女性家族部長官、行政安全部長官、文化体育観光部長官)に上った。全羅北道は大会期間中に猛暑と大雨が予想されるとの指摘を受けたが、関連施設を十分に整備しなかったため事態が悪化した。

      予算全体の74%を占める870億ウォンが組織委の運営費と事業費に計上されたが、このうちトイレやシャワー施設、給水台などには130億ウォンのみが使われるなど、ずさんな予算執行も批判を受けている。

      ◇大会終了後に大々的な調査に着手へ
      政府は組織委、全羅北道、女性家族部などを調査して責任の所在を明らかにし、責任を問う方針だ。

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