教育部(日本の省庁に相当)所属機関である国史編さん委員会が17年にわたって主管、施行している韓国史試験が8月6日、第60回を迎えた。韓国史試験は韓国の歴史全般に関する理解度を評価する韓国史能力認証試験だ。韓国史教育のための強化案として提示され、2006年に初めて実施された。
有効期限や受験資格に制限がないなどの長所のためか、就職を控えた学生や小学生、70歳以上の高齢者など、老若男女を問わず、その人気は高まりを見せている。国史編さん委によると、韓国史試験の受験者数は2006年の1万5395人に始まり、毎年増加傾向を見せている。2011年には11万8309人と、初めて10万人を超え、13年(34万801人)には30万人を突破した。昨年1年間で韓国史試験を受けた人数は51万8209人だ。同年の大学入試修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)の受験生(50万9821人)よりも多く、「修能試験に匹敵する試験」とまで言われている。
受験者の急増を受け、国史編さん委は毎年4回実施されてきた試験を2020年から5回に増やしたほか、昨年は6回とさらに1回追加した。試験の種類は上級(1-3級)、基本(4-6級)に分けられる。100点満点のうち80点以上を取ると、上級と基本試験でそれぞれ最も高い1級と4級が与えられる。
小学生・芸能人も韓国史に夢中
就職などのための受験者が大多数だが、純粋に韓国の歴史を勉強する過程で、自分のレベルを見極めるために試験を受ける人も珍しくない。年間で韓国史試験に占める小学生受験者数は、2017年に2万4509人、18年に2万5557人、19年には2万8990人と、着実に増えている。2020年からはコロナ・ウイルスの拡散が懸念され、1万人台にまで落ち込んだものの、その人気は相変わらずだ。韓国史の勉強そのものに対する高い関心と、小学5年から習う社会科目の歴史分野の予習のために受験するケースが多い。
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/08/26/2022082680255_2.html
捏造の歴史が人気なのか
韓国で韓国史能力検定試験が人気、昨年は 52万人が受験
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