韓国の「国民食」ともいわれるチキン。今、急激な物価上昇で異変が起きています。大型スーパーが“激安チキン”の販売を開始。市民は喜ぶ一方、悲鳴をあげる人たちも。
専門店では、日本円で1羽2000円ほどだったチキン。ところが、大型スーパーが次々と1000円を切る“激安チキン”の販売を開始しました。
消費者物価は24年ぶりに2か月連続で6%ほど上がり、日本の3倍近い物価上昇となっていて、消費者の財布を直撃しています。チキンも例外ではなく、▼鶏肉を揚げる油の価格や、▼宅配のための人件費の上昇などを背景に、1羽3000円近くで販売する店も出ています。
こうした中、大型スーパーは鶏肉の大量の仕入れなどでコストを下げ、鈍る客足をなんとか店に向けさせようと勝負に出ているのです。
チキン専門店の大半を運営するのが個人事業者。大手チェーンに加盟する「フランチャイズ」の形でチキンを販売していますが、原材料費のほか家賃の上昇などもあり、値下げ競争への参戦は難しいのが現状です。
韓国では、12年前にも大型スーパーが激安チキンを販売、しかし自営業者が猛反発し、わずか1週間で販売中止に追い込まれました。
当時の世論は自営業者に同情的でしたが、急激な物価上昇が続き、背に腹を変えられない今、激安チキンの勢いは止まりそうにありません。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/132729
YouTubehttps://youtu.be/N7n8hcG1cFc
「横暴だ」大型店の“激安チキン”に悲鳴も 物価高の韓国で異変
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