https://cruel.org/diamond/whoarethejapanese.html
仮に日本語と朝鮮語が、遠いとはいえ親類関係を持つと認めれば、語彙の共通部分がたった15パーセントということは、この両言語はフランス語とスペイン語が分離したたった二千年前ではなく、五千年以上も前に別れ始めたということを示唆している
ところが日本語とアイヌには明らかな類縁性がなく、日本語と朝鮮語の類縁性もかなり遠いものだ。混血がたった2400年前に起きたなら、なぜそんなことになるのだろう? このパラドックスの解消として、私は以下の説を提案したい。
初期の朝鮮年代記を見ると、朝鮮の各種王国はそれぞれ別の言語を使っていという。新羅に滅ぼされた王国の言語についてはあまりわかっていないが、こうした王国の一つ(高句麗)から残された数語は、対応する現代朝鮮語よりは、対応する現代日本語の単語にずっと近い。朝鮮の言語は、政治的統一により三王国時代が到来する以前の 400BC にはもっと多様だったかもしれない。私が見たところ、400BC に日本に運ばれて、現代日本語へと進化した朝鮮言語は、現代朝鮮語のもとになった新羅語とはかなりちがっていたのではないか。
別の言語使ってたなら別の国じゃないのか?高句麗は支那人に言わせれば支那の辺境王朝。百済と言ったり高句麗と言ったり。なら今や支那人と同じ名前の朝鮮人は朝鮮族か?人類はアフリカ人の歴史か?妄説は終わりにしよう
ジャレド・ダイヤモンド「日本語は高句麗語起源か?」
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