昨年国家水準学業達成度評価で高校生の基礎学力未達比率が過去最高だった。特に、数学の基礎未達比率が最も高く、「スポジャ(数学をあきらめた人)」の増加が目立った。新型コロナによる学習欠損が学力低下につながったという指摘だ。教育部が13日まとめた「2021年学業達成度評価」の結果によると、高校生の基礎学力未達者の割合が過去最大となった。学業達成度評価は毎年全国の中学3年、高校2年の3%を表集に選んで国語、数学、英語の学力水準を測定する試験だ。結果は1水準(基礎未達)から4水準(優秀)に区分する。
2020年に比べて2021年高校生基礎学力未達比率は国語(6.8→7.1%)、数学(13.5→14.2%)、英語(8.6→9.8%)に誤差範囲内で全部増えた。中学生は基礎未達比率が国語(6.4→6.0%)、数学(13.4→11.6%)、英語(7.1→5.9%)と誤差範囲内で減った。最近5年間基礎学力未達の割合は増加傾向だ。2017年には数学基礎未達が中学生は7.1%、高校生は9.9%にとどまったが、今はいずれも2桁に増えた。英語の基礎未達比率も2017年に比べて2倍前後に増加した。
科目別では中高生いずれも数学が最も問題だ。2019年9%だった高校生の「スポジャ」の割合は2020年13.5%、2021年14.2%に増えた。1クラスが30人といえば、4~5人は数学をあきらめたという意味だ。都農間格差が最も激しい科目も数学だ。中学生は国語科目の未達者の割合が大都市5.4%、邑・面7.3%で差が小さく、英語もそれぞれ5.2%、7.5%で差が大きくなかったが、数学は格差(大都市9.6%、村・面16.4%)が大きかった。高校生も大都市(12.5%)より邑・面(16.1%)の数学基礎学力未達者の割合が飛び切り高かった。
弁別力の確保のために難題を出題する数学問題が科目をあきらめる生徒を量産しているという分析もある。
今回の達成度評価では達成度段階(優秀・普通・基礎・未達)の中で「普通」以上の学力も減り全般的な学習不振が確認された。下位圏が増えただけでなく、中上位圏も減ったという意味だ。性別では中・高校いずれも女子生徒の学業達成度が男子生徒より全般的に高かった。
https://japanese.joins.com/JArticle/292110
韓国、高校2年生の14%「数学をあきらめた」…国語・英語・数学の基礎学力未達が過去最大
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