韓国人は非常にドイツ好きである。ドイツが、過去の過ちを誠実に反省し謝罪する模範的国家であると、信じているからだ。そして、このようなドイツにくらべ、日本は思わしくないと考えている。それゆえ韓国人は、ドイツが機会のあるたびに日本に向かって、「過去を誠実に反省し謝罪しろ」と手厳しく戒めることを願うのだ。
ところで、韓国人のこのような“期待”が正しいと認定されるためには、次のような等式が成り立たねばならない。
「ドイツ対ユダヤ人=日本対朝鮮人」
すなわち、ドイツがユダヤ人に対して犯した行為と、日本が朝鮮人に対して犯した行為が、互いに同じでなければならないということだ。過去に同一の誤りを犯したという前提があってこそ、今日のドイツと日本を公平に比較することができるはずである。
ところが、過去にドイツが人種抹殺を目的としてユダヤ人数百万人を虐殺したことに対して、日本が人種抹殺を目的として朝鮮人を虐殺したという事実はない。
韓国人があえてドイツと日本を比較しようと考えるのであれば、参考にしなければならない等式は別にある、これだ。
「ドイツ対ナミビア人=日本対朝鮮人」
ドイツがナミビアを植民地支配したことと、日本が朝鮮を植民地支配したということは、誰もが認める事実だ(実際は併合だが、実質的な植民地支配と理解している)。すなわち、植民地支配という同一の行為が前提となる。したがって、この等式は成立する。ドイツと日本を公平に比較するためには、この等式に基づいてこそ妥当といえる。
それなら、過去の植民地支配に関して、ドイツと日本のそれぞれの行動を比較してみよう。
日本は、韓国に対して多くの謝罪を行っている。10余名の首相と2人の天皇が公式に謝罪した。外相においても、官房長官名義の謝罪があった。そして、日韓請求権協定関連3億円(1965年)、韓国人原爆被害者支援40億円(1990年)、元慰安婦支援3億円以上(1995年)、サハリン韓国人帰国支援80億円以上(2000~2015年)、慰安婦財団支援10億円(2016年)などの補償があった。
ドイツはどうなのか。アフリカのナミビアなど、17カ国を植民地支配したが、これに対する謝罪や補償は全くない。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67628
ユダヤ人を虐殺したドイツが日本を諫める偽善と、それを喜ぶ韓国(ファンドビルダー)
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