韓国個人消費、ブランドバッグ38％増・キャンピングカー9400％増

新型コロナウイルスの流行長期化で景気が低迷しているにもかかわらず、ブランドバッグや宝石、時計など高級品の販売はむしろ伸びていることが分かった。「

　韓国国会企画財政委員会に所属する徐秉洙（ソ・ビョンス）議員（国民の力）が国税庁、関税庁から提出を受けた資料によると、昨年の輸入ブランドバッグ購入時に課税された個別消費税は前年比で38.1％増えた。同じ期間に宝石類は19.5％、カジノ用娯楽器具は6.1％増加した。

　個別消費税は自動車など高級耐久消費財とぜいたく品、遊興・射幸営業行為に課税される。ブランドバッグ、時計は価格が200万ウォン（約18万7000円）を超える商品、宝石は500万ウォンを超える商品に原価の20％（自動車は出荷価格の5％）が課税される。そこから推定した昨年のブランドバッグ、時計の売上高はそれぞれ1740億ウォン、5390億ウォンに達する。

キャンプ関連の税収も爆発的に増えた。コロナ以降、キャンプ族が増え、昨年のキャンプ用車両の売り上げに伴う個別消費税額は42億ウォンとなり、前年（4400万ウォン）の95倍に増えた。自動車に課税される個別消費税率が5％であることからみて、昨年のキャンプ用車両の売り上げは940億ウォンだったと推定される。

　また、同じ期間に競馬、風俗系飲食店などの対面接待を伴う娯楽業種に関連する税収はソーシャルディスタンス規制の影響で大幅に減少した。競馬、競輪、競艇の施設に課税された個別消費税額は前年に比べ85.8％減少し、風俗系飲食店からの税収も53.8％減少した。徐議員は「コロナで全般的な景気は良くなかったが、住宅価格高騰など資産価値の上昇で高級品消費は増加したとみられる」と指摘した。

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