アフガニスタンでイスラム武装勢力タリバンが、アフガン政府を追い出したニュースが話題になっている。
そんなアフガニスタンだが、実はこうした混乱地域でのニュースのなかで、日本の自動車メーカーが一部で話題になっている。というのも、タリバンなどの武装勢力やアフガニスタン国外のテロ組織などが、日本メーカーの自動車を好んで使っており、今回タリバンが政権掌握したあと、欧米メディアで改めてこの事実がフォーカスされている。
しかもトヨタ車は、国際テロ組織アルカイダやIS(イスラム国)などのテロ組織も好んで使っている。タリバンをはじめ、山岳地帯や舗装されていないような過酷な環境でも問題なく走り、さらにピックアップトラックなら荷台を改造しやすく、マシンガンなど武器も設置しやすいという。
頑丈さは折り紙付き
ISが勢いを持っていた15年ごろのプロパガンダビデオでも、街中を列をなして走るテロリストたちが乗っているのは、トヨタのピックアップトラックであるハイラックスまたはランドクルーザーだった。
ただそれ以上に、テロに自動車が使われることによるイメージダウンや倫理的な問題などを意識した動きだと言っていいだろう。しかもこの誓約書には、以下のような確認事項も書かれている。
私は、注文した車両を輸出及び、転売(最終需要者が未確定)はいたしません。
私が前(1)号(筆者注:上記文のこと)を違えた場合は、その発覚後貴社から今後の取引を停止させられる可能性がある事を承知します。
インドの自動車専門サイトでも紹介されていたように、かなり厳しい誓約をしなければいけないのである。もちろん、テロリスト側はあの手この手で、日本車を手に入れようとするだろう。だからといってそれを放置できないので、結局、販売時に厳しくルールを購入者に合意してもらうしかないということだ。もっとも、アフガニスタンでタリバン政権が樹立されれば、またトヨタ側の見解も変わるかもしれない。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/26/news031.html
アフガニスタンで日本車が注目されている、なぜ?
145
ツイートLINEお気に入り
103
40