【ソウル聯合ニュース】韓国の最低賃金委員会は12日、2022年度(1~12月)の最低賃金を前年度比5.1%増の時給9160ウォン(約884円)に引き上げることを決めた。
文在寅(ムン・ジェイン)政権に入り、18年の最低賃金の引き上げ率は16.4%、19年は10.9%と2年連続で二桁となったが、20年は2.9%、今年は過去最低の1.5%にとどまっていた。
最低賃金委員会が22年の最低賃金の上昇率を5.1%に決めたのは新型コロナウイルス後の景気回復の見通しを部分的に反映した結果だ。クォン・スンウォン委員(淑明女子大教授)は記者団に「来年は景気が正常化し、回復する可能性を考慮すべきではないか」と述べた。
韓国銀行(中央銀行)が発表した今年の韓国の経済成長率見通しは4.0%に達する。就業者数の増加幅は4月から2カ月連続で60万人を超えるなど、雇用指標も回復の兆しを見せている。
だが、労働界は最低賃金の大幅な引き上げを求めてきたため、反発する可能性がある。
一方、使用者側の委員たちは22年の最低賃金が高すぎるとの意見を示している。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/13/2021071380006.html
韓国の22年最低賃金 5.1%増の約884円
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