韓国では、PCR検査の大量実施について、評価する声が大きい。
「韓国では防疫の透明性が確保されている」とか「実施しない日本は隠蔽している」と論評されている。
文在寅政府への支持の有無に関わらず、韓国人の共通認識であるようだ。
しかし、「物事の順序を覚えられない・考えられない」、韓国らしい評価と言える。
そもそも韓国が、PCR検査を大量実施し、感染者を大量隔離した理由は、「防疫の透明性の確保」ではない。
「感染源の隔離と、感染拡大の阻止」のために実施したのである。
2015年の韓国におけるMERS流行を想定して用意された方針が、
今回の大邱市における集団感染に対し、他地域への拡大阻止のために適用され、実行されたのである。
結果は――――
「ソウルの複数地域で集団感染を確認。」失敗である。
しかも大量検査・大量隔離をした大邱市では、医療体制が限界に達し、
重傷者でも入院できず、自宅で亡くなる人を出してしまった。
逆にいえば、そのような痛ましい犠牲を払って実施したにも関わらず、大邱市で終息させることができなかった。
ところが韓国では、そのような事実が語られることはない。
ただ「大量検査は必要」という盲信によって、韓国はよくやっているとか、
100万人無料検査を表明した孫氏が避難される日本はどうとか言っているのだ。
韓国人が忘れた「韓国でPCR検査を大量実施した」理由
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