https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/7-42.php
Newsweek
2020年2月3日
武漢の新型コロナウイルス感染者は公式発表の約7倍?──香港大
(抜粋)
1月31日に発表された香港大学の研究論文によれば、肺炎が最初に発生した中国湖北省武漢市では感染者数が7万6000人近くに達している可能性がある。
中国政府が発表した公式な推計値を大きく上回る数字だ。
香港大学医学部のガブリエル・リアン学部長率いる研究チームの推計によれば「1月25日までに武漢では7万5815人が感染した」という。
リアン学部長は声明で、「武漢の公式な数字がわれわれの推計値よりはるかに少ないのには、いくつかの要因があるだろう」と述べた。
感染者が治療を受けられるまで時間がかかっていること、そして感染を確認するための検査にも時間を要することが大きいのではないかとリアン学部長は言う。
論文の共著者である香港大学のジョゼフ・ウー教授は、症状が出ていない感染者があちこちに広がっているので、すぐに対策が取られなければ、「中国との交通の便がいい海外の大都市もまた、ウイルス流行の震源地になりうる」と警告する。
今回の研究によれば、4月後半から5月の初めには、中国だけで感染者数は1日15万人も増加する可能性がある。
香港大研究論文「武漢市では感染者数が7万6000人近くに達している可能性がある」
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