ヘイトに満ちた攻撃を受けた事件から1年、LGBT文化を讃えるため「インチョン・プライド」が再集結
LGBTの人々に自己の性的指向や性自認に誇りを持ってほしいという願いのもとで行われたパレードは、いつのまにか参加者と過激な「キリスト教徒」との間の激しい衝突に変わってしまっていた。
ステージは妨害され、参加者らは殴られ、多くの人が心に大きな傷を負った。
それは2018年9月8日に起きた事件であり、韓国の首都ソウルに隣接する都市インチョンで行われた最初のプライド・フェスティバルであった。
それから1年後の2019年8月31日、インチョン市で2度目のインチョン・プライドが開催されようとしている。
昨年の事件を受け主催者は参加者の安全を確保するために最善を尽くすと述べている。
だが500人と予想されるイベント参加者を推計2,500人以上の同性愛嫌悪の「韓国のキリスト教徒」が狙う
これらの福音派の抗議グループはすでに近隣の公園で反集会を開催する許可を申請しており、さらに別の同性愛嫌悪グループも会場周辺で同様の集会を開催するために許可を申請済みだ。
すでにプロパガンダ動画が作成され、リーフレットが配布され、旗がインチョン中にかけられている。一部では10,000人規模で統一教会信者を動員するよう求める声が上がっている。
まさに衝突待ったなしの状況だがこの事態はどのようにして生まれたのだろうか? これを理解するには2018年9月8日に起きてしまった悲惨な出来事を振り返る必要がある。
2018年のLGBTQ・プライド・フェスティバルの主催者は開催前から問題に直面することになる。インチョン市は十分な警備員と駐車スペースが確保されていないと主張、イベントの開催許可を土壇場で拒否してきたのだ。
フェスティバルの組織委員会と韓国の緑の党『緑色党』は即座に、これは性的マイノリティを差別する意図的な試みであるとして非難した。
韓国では同性愛は違法ではないが非常に保守的なこの国ではいまだに同性愛は忌避されている。
https://medium.com/@koryodynasty/one-year-after-hateful-attacks-incheon-pride-regroups-for-celebration-of-love-9f5cbb43ee68
外国人記者「なぜ韓国ではLGBT差別が当たり前に行われているのか?」
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