「異常すぎる考え方」とは戦う必要がある
主張の当否以前に、交渉の仕方と考え方が、国際法の原則を踏み外している。世界中でこんなやり方をする国を、ほかにみつけるのはむずかしい。
それがどんなに異常であるか、たとえるとこんな具合だ。
あなたは学生で、アパートを借りる契約をした。月額7万円で、陽あたりのよい201号室だ。ところが入居して3カ月すると、家主がやってきて、こう言う。あなたのお父さんと私の妻が小学校の同級生で、昔さんざんイジメられたんです。謝ってもらってもいない。だから陽あたりの悪い104号室に、すぐ移りなさい。
エッ、とあなたは思う。そんなこと、契約と関係ないじゃないか。いったん約束したのだから、201号室に住む権利があるはずだ。
契約が契約である利点は、いったん合意が成立すれば、ほかの事情がどうあろうと、あとからどんな事情が生じようと、契約が絶対のものとして、双方を拘束することだ。
このように考えて、行動しなければ、近代社会ではない。国際政治を営むこともできない。議論の余地はない。数学で言えば、公理のようなものだ。
韓国は、蒸し返すべきでないことがらを、蒸し返している。
本人はそれが、正義のつもりなのかもしれない。けれども、国際法の原則は、合意された条約は、覆してはならない、ということだ。この原則が、国際社会の正義でもある。個々人が勝手に思い描く正義で、国際社会を動かそうとしてはいけないのである。
条約よりも、自分たちの正義が優先する。幼稚な考え方だが、危険な考え方でもある。国際社会を守るためにも、こういう考え方と戦わなければならない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190826-00066657-gendaibiz-kr&p=5
文在寅の「無謀な論理」で、韓国はもう国際社会で「孤立化」している
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