【はじめに】今回はかなりの長編になります。正直、「忙しい人向け」とは言えないほど長いので「?」がついています。
どうかお付き合い下さい。あと、加筆は大歓迎です。
2019年6月30日
・産経新聞、半導体材料の対韓輸出を規制の第一報。韓国マスコミも引用する形で即日に報道。
7月1日
・経済産業省、『大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて』を発表
・日本の輸出規制に韓国産業通商資源部の成允模長官 「民主主義に反する」
・在日韓国大使館の金敬翰次席公使、金杉憲治アジア大洋州局長を訪ね、ホワイト国除外の撤回要請
・与党・洪翼杓首席報道官「韓国に対する経済報復措置は過去の戦争犯罪に対する否定であり国際社会の人権と良心に対する正面からの挑戦だ」
(この日の韓国報道、保守系は「徴用判決報復」と分析し、日本の態度に理解が苦しむとしながらも韓国政府を批判。左派系は「報復」の言葉を使わず日本の墓穴との分析。国民の感情を煽る記事や在庫が3ヶ月あると書いた記事もあった)
7月2日
・韓国外交省「日本側は真剣に検討を」半導体素材の輸出規制強化を決めたことに「両国関係に否定的影響を及ぼす」
・「私たちも日本製品の不買をしよう」インターネット掲示板やSNSで日本経済報復に反日感情爆発
(ルビコン川を渡る、真珠湾攻撃などの表現をする韓国マスコミが現れる)
7月3日
・安倍首相 対韓輸出規制について 「当然の判断」 「相手が約束を守らない中では優遇措置はとれない」、「歴史問題と通商問題を絡めたのではない。世界貿易機関(WTO)に反した措置ではない」
・康京和外相 半導体規制は不合理な報復「わが国だけでなく日本国内でも批判の声が相当に高い」「撤回を求めている」
・世耕経済産業大臣 半導体材料輸出規制 韓国政府は撤回求めるに対し「国際社会の一員として当然で撤回は全く考えていない」
・韓国学生団体「経済報復に怒り」 日本の輸出規制に抗議 ソウル市内の5カ所で1人デモ
・韓国側「日本政府に『二国間協議』要請」…韓日WTO紛争解決に第一歩7月4日
・韓国で日本企業製品不買運動が本格化。
・韓国で活動中の日本国籍をもつ芸能人に対して「退出要求」が浮上。
・西村官房副長官 欧州連合(EU)は韓国に対し、最も優遇した扱いをしていない 日本の判断に問題はない
・「安倍貿易報復」に対抗する「半導体本山」京畿道…被害センター設置、対応策稼働
・日韓慰安婦財団が正式解散 韓国、日本の同意なく手続き
・韓国副首相「日本の輸出規制 撤回なければ相応の措置」
(反日の新造語、「土着倭寇」が登場)
7月5日
・1日発表の日本経済産業省「大韓民国に関連する輸出管理をめぐり不適切な事案が発生した」の不適切な事案について韓国マスコミの質問に韓国政府は口を閉ざしたまま。
・不買運動加速。報復請願が2万6000人超 SNSでは「BOYCOTT JAPAN 行きません 買いません」
・日本大使館の周辺で韓国の小売業者などの団体の20人が日本企業のロゴマークが描かれた箱を踏みつぶすパフォーマンス
(韓国政府および与党サイドからは「選挙が終われば日本の経済報復は軟化することもあり得る」という期待を込めた見方もあった)
7月6日
・ソウルで「日本酒フェス」過去最多の約120蔵元参加=例年通りの盛況
・極右性向サイト日刊ベストストアで日本製品不買運動に反発し 「日本製品購入運動」 が始まる。
7月7日
・「不適切な事案」について「北朝鮮関連説」が浮上。韓国マスコミは反発「北に持ち出した根拠を出せ」、「日本は経済報復を合理化しようと、フェイクニュースまで動員する国になったのか」
7月8日
・文大統領「措置の撤回と誠意ある協議を求める」7月9日
・世耕大臣「協議対象でなく撤回も全く考えていない」「国際合意で軍事転用が可能な技術の輸出で実効性ある管理を」
・韓国の“ホワイト国”除外について 国の意見募集に98%が賛成。最初の一週間で約6300件のうち反対はおよそ60件
・キムチテロにタイヤパンク・・・日本車オーナーらが続々と被害訴え
7月10日
・韓国、外交・通商当局者を相次いでアメリカに派遣・・・国際世論への働きかけを強化し、日本政府に圧力をかけていく戦略
・米政府 韓日事態を静観する構え「積極的な介入意志見られず」米への仲裁要請で今後 請求書 突きつけられる可能性も
・韓国の白芝娥、輸出規制強化について「貿易をゆがめる措置だ」と主張。日本側はWTO協定と完全に整合性があると反論。
・戦略物資の密輸出 4年で156件 韓国政府資料入手で“実態”判明
・韓国、摘発実績をアピールし、輸出管理を適切に行っていると主張
7月11日
・康京和外相「日本の措置は韓米日協力に望ましくない」 韓米外相が電話会談
・韓国国会国防委員会所属の河泰慶議員(正しい未来党)「むしろ日本が北朝鮮にフッ化水素を密輸出して摘発」
・韓国の産業通商資源省幹部「不正摘発件数が多いという理由で輸出管理制度の実効性を疑うことは、(韓国よりも)摘発件数が多い米国の輸出管理制度を信頼できないと主張することと大差ない」と反論
・元徴用工問題で日本に新たな提案「1+1」基金。日本は拒否。
7月12日
・ハリス駐韓米大使 「韓日関係に米国が介入する時ではない」
・文大統領、李舜臣に言及して「わずか12隻で国を守った」
・経済産業省関係者2人、10階の小さな事務室。ホワイトボードに「輸出管理に関する事務的説明会」。韓国では「初の実務協議」と報じる。説明会は5時間半にも及んだ。7月13日
・前日の事務的説明会を韓国側、取り決めを守らず一方的に公表。経済産業省「信頼損なう」と韓国批判。
・世耕大臣「今後のやり取りはメールで」 輸出管理に関する説明
・韓国政府「韓 - 日フッ化水素統計の不一致。不良品の返品のせい」
7月14日
・康京和外交部長官、ヨハネスブルクのアフリカ地域公館長会議で日本輸出規制の支持確保を強調
・「日本で素材物量確保したという報道は事実ではない」…サムスン電子関係者、聯合ニュースの報道を否定
・米国訪問から帰国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室2次長「日本の措置の不当性をよく説明し、米国側関係者は例外なく、このような立場に共感した」
(後日、米国は金第2次長にも仲裁に乗り出す意向を明確にしなかったと報じられる)
7月15日
・徴用工訴訟 三菱重工、賠償協議に応じず 韓国原告ら資産売却申請へ
7月16日
・河野外相 「三菱重工業の韓国資産売却なら対抗措置」
・三菱重工資産、22日にも現金化
・二日前、日本製品不買運動に反対した韓国元議員、遺体で発見7月17日
・韓国政府、日本政府に書簡…「局長級協議の開催を」
・米高官「韓国はワシントンではなく日本に人を送れ」 米国側は「仲裁不可」「韓日が自力で解決」の姿勢
・韓国最大の日本旅行NAVERの掲示板「ネ日同(ネイルドン/ネイバー日本旅行同好会)」が日本不買運動の一環として運営を暫定中断
・東アジア首脳会議(EAS)の関連会議で日本の対韓輸出規制強化の不当性を説明
・コ・ミンジョン大統領府報道官、「朝鮮日報」「中央日報」日本語版の見出しを真っ向批判 「国民のためになるのか答えよ」
・党内委員会「日本の経済報復対策特別委員会」の名称を、「日本の経済侵略対策特別委員会」に変更
(以下、「日本の経済侵略対策特別委員会」を経済侵略委と略します)
7月18日
・経済侵略委の崔宰誠委員長「日本は再び国際貿易秩序を崩壊させた『経済戦犯国』として記録されるだろう」
・与野党5党の代表が会談。輸出規制の撤回要求=共同声明
・徴用工問題を議論するための「第三国仲裁委員会」構成の期間として通知した18日、韓国政府はこれに応じる考えがないという点を再確認
・産経新聞ソウル支局に男2人が無断で侵入し撮影
・不買運動アンケート。不買運動に参加が過半数を超す。54.6%
・日本製品とそれを代わる韓国商品の情報サイト、「ノーノ―ジャパン」に18日だけで17万人が訪れ、アクセス障害が発生
7月19日
・日本大使館が入るビルの前の歩道にワゴン車が侵入し、運転していた70代の男が焼身自殺。元徴用工?
・北朝鮮、日本の対韓国輸出規制を猛非難
7月20日
・トランプ氏不満、時間取られたくない 文大統領が日韓への「関与」要請=ブルームバーグ7月21日
・河野外相のインタビューをそのまま載せた中央日報、『附倭(ブウェ)』と言わざるを得ない
(附倭=日本と利益を共有する者の意味)
(韓国マスコミはこれまでの「参院選用」との分析から一転、次なる措置と観測しだす)
7月22日
・韓国のチェジュ航空とジンエアー、ティーウェイ航空、エアプサン、実績が大きく悪化 日本不買運動で更に悪化へ
・大学生6人が釜山の日本領事館内で経済報復抗議パフォーマンス 警察は建造物侵入などの疑いで連行
・日本の輸出規制 「天災レベル」に認定 関連企業に対し上限の週52時間を超えた勤務を可能にする特別延長勤労を認める方針
・ボルトン米大統領補佐官「米は日韓対立仲介せず」河野外相に会談で伝達
7月23日
・文喜相、米国のペロシ下院議長(民主党)と日本の大島理森衆院議長にそれぞれ親書を送り、日本の対韓輸出規制に対する懸念を表明
・戦犯企業オカモト、日本不買運動でも「0.03コンドーム」販売率変わらず
・釜山市が日本との交流事業「全面見直し」表明 姉妹都市交流など34の交流行事が見直しの対象
・宅配連帯労組 「ユニクロは戦犯旗である旭日旗をデザインに持続的に使ってきた代表的な日本企業だ。 配送を拒否する」
7月24日
・路上で銀色のレクサスを鉄パイプなどで破壊するパフォーマンス
・WTOの会議、日韓両国が主張。他国は沈黙。これに対して韓国側は「異議申し出はなかった」と事実上支持を受けた認識。菅官房長官「韓国の指摘はWTOの場での議論になじまない」。ロイター通信「いずれの国も日本と韓国のどちらかの立場も支持しなかった」7月25日
・朝鮮通信使が乗った朝鮮通信使船の復元船の長崎県対馬市への初航海が中止に=韓日関係悪化で
・経済侵略委の崔宰誠委員長「世界経済相手に戦争と破壊をしかける戦犯国日本。神風自殺爆撃による真珠湾空襲が思い出される」
・韓国大学生進歩連合(大進連)所属学生がソウルのフジTV韓国支部事務所で奇襲デモ。フジTVのロゴと旭日旗を破るパフォーマンス。
7月26日
・ ソウルの小学校で生徒が描いた「日本製品不買運動ポスター」剥がす~教師「授業権の侵害だ」
・SKマテリアルズ「エッチングガスを年内に国産化」
7月27日
・韓国‘アベありがとう’...SNSに爆発的な話題
・日韓少年サッカー交流 新潟で直前、非公開に 韓国側要請「母国で批判されかねない」一行は新潟市内観光した後 28日に帰国する予定
・各地でロウソク祭り広がる=対韓輸出管理強化で 8月10日までに計4回の祭 8月15日光復節には大規模祭りを開く予定
7月28日
・文大統領が夏休み(29日から8月2日まで)を電撃キャンセル
・釜山市が行政交流中断 「日本と関係改善まで」 公務のための訪日も制限
7月29日
・韓国大学生進歩連合(大進連)の学生たちが旧日本大使館前で安倍の写真と旭日旗を燃やす
・地下鉄内に2万枚の「安倍首相糾弾」、「Boycott Japan」ステッカー、ソウル交通公社も「黙認」
7月30日
・韓国が「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の実務者交渉会合で対韓輸出管理の見直し撤回を求めた件について世耕大臣が痛烈批判「関係がない場で発言を続けると韓国が国際的に信頼を失う」と忠告7月31日
・米国の日韓仲介提案について 菅長官「そのような事実ない」
・世耕大臣、ホワイト国除外する輸出規制強化の追加措置について、「粛々と手続きを進めていきたい」撤回しない考え。「今回の輸出管理の運用見直しは、米国などにもしっかり説明している」と強調
・「韓国の嫌な部分見てしまう」 韓国側から研修中止連絡
・韓国訪日議員団、ホワイト国排除 「8月15日光復節(解放記念日)以降に先送りしてほしい」と要請
・二階幹事長「会っても意味ない」韓国議員団と会談せず加筆するならこの辺ですかね…
7/24
・世耕大臣、韓国の意見書に反論
https://www.fnn.jp/posts/00421356CX/201907241809_CX_CX
・駐日韓国企業連合会
https://news.livedoor.com/article/detail/16824436/
7/25
・韓国首相「予期せぬ事態」警告、日本に協議呼び掛け
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072500463&g=int
7/31
・韓国議員、スペインで日本議員に会って「輸出規制を直ちに中断」要求
https://s.japanese.joins.com/article/093/256093.html>>12
いえいえ~( ´艸`)
あ~ありましたね~( ̄▽ ̄;)
インタビューで「梅雨ですね~」でしたっけ?w
あと、7/23か22に韓国人記者特派員に対する貿易管理に関する説明会、25に日本車の修理、給油拒否ってのもありましたね~!さっき、ひるおびで元経産省官僚だった細川氏が語ってたんだけど、
3品目の輸出管理強化について非常に大きな誤解があるって話。
フッ化水素は確かに個別許可申請が必要になるけど、
フォトレジストは新製品開発用向けの0.1%だけが厳しい管理強化の対象で99.9%は今まで通り規制対象でもなく、
フッ化ポリイミドでも巻けるタイプの超薄型OLED開発向けの0.1%だけが管理強化対象で通常OLED向けの99.9%はやはり通常輸出可能。
フッ化水素に関しても、台湾は個別許可申請でずっと対応して来たし、通常の製品製造に穴が開く訳が無いとか。
全然報道されて来た内容と違うみたいだ。>>1
ご苦労様です。
ほんと、怒涛の一か月でしたね。
今回の件は、90%以上、韓国側が騒ぎ立てているだけで、
日本側は決定発表と韓国側に対する応対でしかない。
最初から韓国国民がここまで騒ぐことに不自然さを感じました。
実際にニュースやネットを見てきた経験からすると、
事実リストとは違った印象を持っています。
つまり、韓国の国民が何を騒いでたか、どんな妄想を投げかけてきたか、
そちらの方が事実よりも頭にこびりついています。
それと、事実と実際に報道された時期のずれがあるので、
想起しているとどことなくずれを感じました。
過ぎたものを見るのと、今現在の出来事と見るのとでも
受け取り方に違いが出てきます。
でも、このように客観的な事実の流れが追えるというのはいいことですね。
ありがとうございました。
忙しい人向け?2019年7月の輸出管理の強化の動向
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