もちろん、全ての日本の大学がこのような問題を出すわけじゃないんだけど、東大にはこのような学生に考えさせる問題がある。それらを見てて思ったんだけど、韓国の大学入試試験はどうなのか。やっぱりいまだに暗記重視の問題で考える問題は無いのか。
ちょっと興味があるので、可能であれば具体例を添えて教えて欲しい。日本が絡むと話がややこしくなりそうなので、できれば日本が出て来ない問題が望ましい。
「東大の日本史」問題はありえないほど面白い
https://toyokeizai.net/articles/-/118992
歴史が身近に感じられるような問題
重箱の隅をつつくような知識を問う――それが、私たちが歴史の試験問題に対して持っているイメージだろう。しかし、それを覆すのが東京大学の日本史の入試問題(以下「東大の日本史」)だ。問題そのものが、「なぜ歴史を学ぶのか」といった問いの解になっているような、実に独特なものなのである。論より証拠、実際の問題をご覧いただこう。
【問題】
1882〜1883(明治15〜16)年、伊藤博文らは、ドイツをはじめヨーロッパ諸国において、憲法や立憲的諸制度の調査にあたった。その際、彼等はしばしばドイツの政治家や学者などから、明治維新以来日本政府が進めてきた改革は余りに急進的であり、日本がいま立憲制度を取り入れようとするのは、必ずしも賢明なこととはいえない、とする忠告を受けたといわれる。
そこで、諸君が伊藤博文らの調査団に加わっていたと仮定し、上述のようなドイツ側の忠告に対して、日本として立憲政治を取り入れる必要があることを説明する文章を8行(記者注:240字)以内で記せ。(1989年度・第4問)
学生時代にこのような問題に出合ったことがあるだろうか。「諸君が伊藤博文らの調査団に加わっていたと仮定し」という問い方が、実に面白い。根本的な知識と思考能力を併せて量りつつ、回答者をわくわくさせる1問だ。
平成31年度第2次学力試験試験問題及び解答等の公表
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_04_18.html韓国の大学入試は、掛け算あたりじゃないか?
韓国の歴史の試験なら、答えに「日本が悪いnida」と書けば満点。
歴史が身近に感じられるような問題でないだろう。
集落住民の個人や集団の生き生きした衣食住に対応した様子のほうが、人類史や国外と連動していることを感じさせ身近では。
小さな過疎の町でも古文書や遺跡などで個人の動きや世界の動きや自然環境も見える。>>1
明治維新で「藩」ごとにバラバラだった体制を「日本国」として一つにまとめるのに必要だったからだろうね。例えば、当時の九州と東北の人間では価値観が異なる。彼らが共同して物事にあたるには同じ価値観を共有する必要がある。価値観がそれぞれ異なる万民が納得する政治を行うためには、「共通の価値観」に基づいた厳正な政治体制、つまり、立憲政治の導入が急務だったのではないかな。当時は治外法権などがあり欧米諸国の制度を取り入れてこれ等を1日でも早く撤廃させたかったからじゃない?
>>6
小中学校の教科書的にはそういう答えでも正解かも知れないが、この問いの聴き方では、当時のドイツ人の学者を納得させる説明をしないといけないから、もう少し幅広い観点で考えた方が良い気がする。今と当時ではそれこそ価値観が異なるのだから。白人国家から見れば日本人を含めた有色人種は、対等であるべき存在ではなかった。
あなた「治外法権やを撤廃させたい。関税自主権を取り戻したい」
ドイツ学者「それは、なぜ?」
あなた「不平等じゃん」
ドイツ学者「そもそも、君たち日本人は、我々『欧米列強』と比べるべくもなく遅れている。平等でないのは当たり前だ」
こう宣う学者連中を説得する説明をしないといけないんじゃない?>>8
>>9
リンク先には模範解答はないんだけど、解説が書いてある。それによると立憲制度を取り入れる必要性は大きく分けて2種類ある。国外的な必要性と、国内的な必要性。
国外的理由は不平等条約を改正するため。特に領事裁判権。憲法がないと、何に基づいて裁かれているのか分からない、おかしな慣習で裁かれたらたまらない、なので領事裁判権が必要だと主張されてしまう。なので憲法を制定することで法に基づいて裁きますよ、でたらめな裁判はしませんよ、なので領事裁判権をなくしてくださいねと諸外国を説得することができるようになる。
国内的には、まず民権派と伊藤博文を中心とする薩長藩閥政府の対立があった。自由民権運動が盛り上がりを見せ、民権派による憲法の私案である私擬憲法の発表が相次いでいた。そして1881(明治14)年にはすでに、国会開設の勅諭を発して1890(明治23)年の議会開設を約束していたんだけど、それを延期すると民権派の私案が土台となって憲法が制定され、同時に国政の主導権を民権派に奪われかねなかった。それを防ぐために急いで憲法を制定する必要があった。ドイツ流憲法が選ばれたのは君主権の強い憲法を制定することで天皇と政府が強い権限を持つことで、民権派の動きを抑え込むという意図もあった。政府側と民権派との権力闘争という側面もあったわけだ。
ただドイツの政治家や学者が心配していたのは、オスマントルコも憲法を制定したがたったの2年で停止しまった事案があり、日本も同じことになるんじゃないのかという心配だ。上の説明は必要性の説明だけで、それが上手くいくという説明にはなっていないだろうね。問題は必要性を説明することだけだからそれで良いんだろうけど、オスマントルコみたいに失敗しないという説明をさせるというのも、別の問題として面白いかもね。>>7
授業のディベートみたいな形でやらせても面白そう。いくつかの班に分けて一週間ぐらい調べさせて発表させる。まあ、教師の負担も大きそうだけど。まだ>>1みたいな問題だったら簡単で良いけど
東大の入試なんか見ると
「そんなもん知るかボケナスが!!」
て叫びたくなるようなマニアックな問題多かったよ
「東大の日本史」問題はありえないほど面白いんだけど、韓国の大学入試問題はどう?
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