国会で米中貿易戦争をテーマに講義をしたことがある。前政権の与党代表など国会議員が多数出席した。主管した国会議員が時宜を得たテーマだと紹介した。議員の関心は「韓国は米中間でいかなる選択をすべきか」という質問に要約された。私はこう答えた。「すい臓がんについて聞いたことがありますか。自覚症状がないため問題はないと思っていても、病院に行けば『手遅れ』という言葉を聞くことになります。米中貿易戦争も同じです。時宜を得たテーマではありません。かなり手遅れです」。
まず、米中貿易戦争の本質は「貿易戦争」でなく未来をめぐる「覇権戦争」だ。米中はイデオロギーと世界観が異なる2つの文明だ。貿易を通じた共同利益の創出は今まで衝突を防いでくれる防波堤だった。
我々は今、その安定を支えてきた堤防が崩れるのを眺めている。今後、貿易だけでなく台湾・南シナ海・チベット・サイバーハッキング・人権・北極海・5G・人工知能・北朝鮮など技術と安全保障、体制問題まで全面戦争の様相に進むだろう。
2つ目、米中貿易戦争は「妥協後に悪化」、そして「再妥協後にまた悪化」という過程を数回繰り返しながら全体的に下方平準化の放物線を描く長期戦という見方が多い。その期間は一世代以上かかるだろう。米中交渉は事態解決の糸口を見つけるのではなく、どのように離婚(de-couple)するかの手続き過程と見てもよい。
(以下略) 5つまであります
イ・ソンヒョン/世宗研究所中国研究センター長
https://japanese.joins.com/article/513/254513.html?servcode=100§code=120&cloc=jp|main|top_news
世宗研究所ってのは全斗煥が作った、安保・南北統一・対外関係(外交政策)分野で長期的な国家戦略と政策の選択肢を開発する民間公益研究所 京畿道城南市
良く分析できてるとお思うけど、今の韓国政府はこの分析に乗った行動は取らないでしょうね。
【コラム】米中の間で「良いとこ取り」する時代は終わった=韓国
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