あるパーティーで、60代後半だと思われる初対面の男性に自己紹介したところ、「朝鮮半島が専門だというから聞くんだけど」と切り出されました。
「あー、きたきた」という感じです。男性は「韓国はなんだ、あれ?やっぱりおかしいな」と続けました。議論をする場ではないし、そもそも生産的な話にはならないのですが、単純に同調するわけにもいかず、冷戦終結からの30年間に日韓関係は根本的に変わってきていること、お互いが変化した関係に適応できずにいるため政治的な摩擦が激化していることなどを説明したのですが、あまり納得してはもらえませんでした。
ここ最近、日韓関係を急速に悪化させたのは、徴用工訴訟、レーダー照射問題や韓国国会議長による「天皇陛下が謝罪」発言など。とは言いつつも国民交流はむしろ活発になっています。
日本を昨年訪れた韓国人は過去最高の753万人、韓国を訪れた日本人も前年比27.6%増の294万人でした。今年第1四半期(1~3月)は訪日韓国人が前年比2.4%減の208万人、訪韓日本人は同26.2%増の62万人でした。
また、日本政府が行っている「外交に関する世論調査(昨年末)」に発表された結果では、「韓国に親しみを感じる」という回答が18~29歳では57.4%なのに、70歳以上では28.2%なのです。
他の年代も見ると、30代51%、40代42.3%、50代42.7%、60代31.3%でした。
高年齢層の方が韓国に対して厳しいというのは一目瞭然でしょう。
「嫌韓は高齢者に多い」というのは専門家たちが話題にしていたことなので、それを裏付けるような数字です。
ヘイトスピーチ対策に取り組んでいる弁護士は「ヘイトスピーチは若者がやっているというのは勘違い。むしろ50代以上というケースが多い」と指摘。
冒頭に紹介した男性のケースも同じでしょう。
定年退職した後に感じる社会からの疎外感。自分なりの正義感と、日本のために良いことをしているという一種の高揚感。社会に参加していない、疎外されている。しかし、自分は社会と繋がっているんだという自己承認を新たにしたというような意識が働いて、一線を越えてしまったのではないかと振り返る。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000003-mai-soci
なぜ嫌韓は高齢者に多いのか?「正義感、そして日本のために良いことをしている」
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